モクテルって何?飲食業界のノンアルドリンク事情とは?

飲食店

仕事終わりの一杯…。

言葉では表現できないほどに幸せな瞬間ですよね。

その為か、世界では長い間、アルコールが愛されてきました。しかし、最近はノンアルコールビールが登場して、そこからの派生によってノンアルコールカクテルなども多く販売されてきています。

もちろん、多くの人からノンアルコールカクテルは愛されているのですが、最近「モクテル」という聞き慣れない飲み物が人気なのをご存じでしょうか。そこでこの記事では、モクテルとは一体何なのか。

そして、最近のノンアルコール事情はどのような変化を遂げているのかについて詳しく解説していきます。

ノンアルコールドリンクの歴史

最近、ノンアルコールドリンクをよく見かけますが、実はノンアルコールの歴史はとても古く大正時代が最初だと言われています。当時の日本はビールがとても高く、庶民には手の届かないものでした。そこで、代替品としてノンアルコールビールが楽しまれるようになったと言われています。

しかし、当時の技術では美味しいノンアルコールビールを作るのに限界があり、品質はあまり良いものとは言えませんでした。一方、アメリカでもノンアルコール飲料がたくさん作られていた時代がありましたが、それは禁酒法が施行されていた時代です。

そして、日本でノンアルコールドリンクが広く浸透するようになったのは2009年 4月からと言われており、約10年前となっています。なぜなら、ちょうどその頃道路交通法による罰則が強化されるなど飲酒運転に対する規制が厳しくなったため、急速に受け入れられていったからです。

ビール系飲料は売上が毎年下がっていると言われているのに対して、ノンアルコールドリンクは年々売上が増え続けています。アルコールが含まれていないので酒税もかからないため収益面でも追い風となっています。また、技術の進歩により味も本物のアルコールに近いテイストで仕上げられているので美味しく楽しむことができますよ。

さらに、ノンアルコールドリンクはアルコール成分が入っていないためいつでもどこでも飲むことができます。ただし、ビールの代替品として出てきたこともあり、未成年がノンアルコールビールなどを楽しむことはできません。

子供がノンアルコールドリンクを摂取することで本物のお酒への抵抗感が無くなってしまい、飲酒につながることも考えられます。ノンアルコールドリンクは大人が楽しみましょう。

また、最近ノンアルコールブームに乗っかって健康志向の製品も次々に登場しています。カクテルや酎ハイ、ワインや日本酒などノンアルコールドリンクがたくさん販売され、スーパーやコンビニはもちろん、飲食店でも提供してもらえるように営業が強化されており、トクホ表示されたビール風味飲料なんかも販売されているんですよ。

例えば札幌から発売されているノンアルコールビールのトクホ「サッポロプラス」には食物繊維が豊富に含まれており、糖の吸収を抑えてくれると言われています。このようなトクホ表示ノンアルコールビール風味飲料は他社でも様々な商品が販売されており、最近のヘルシーブームの後押しをしています。

「モクテル」とは?

最近、居酒屋やレストランのメニューの中に「モクテル」を見かけることが多くなってきましたが、そもそもモクテルって何か分かりますか。モクテルとは「見せかけの」という意味であるMock(モック)とカクテルを掛け合わせて作られた造語です。

これは、ノンアルコールカクテルのことでイギリスのロンドンで大流行し、世界中に広まりつつあります。日本ではまだあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、海外では定番メニューになりつつあります。

そんなモクテルは、見た目はほとんどカクテルでとにかくおしゃれです。まるでカクテルを飲んでいるかのような雰囲気を味わうことができ、周りのお酒を飲んでいる人からもカクテルを飲んでいるように見えるのでその場の雰囲気に入り込むことができます。

イタリアンやフレンチのお店、バーなんかでは「ウーロン茶でお願いします」ってなかなか言いにくかったりしますが、そんな時モクテルはおすすめですよ。「それならジュースで良いんじゃない?」と思った人もいるかもしれませんが、モクテルはお客様の好みに合わせて作っていきます。

自分にベストマッチしたノンアルコールカクテルを楽しむことができるのです。

モクテルのアレンジ一覧

レストランやバーで見かけるモクテルですが、実は作り方さえ知ってしまえば自宅でも簡単に作ることができます。自宅で手軽に作って料理と楽しむのもよし、ドリンクだけ飲みながら映画を見るのも良いですよね。

そこで、モクテルのアレンジをいくつかピックアップしてみました。是非、好みのものがあれば家でもチャレンジしてみて下さいね。

ピンクレモネード

女子が大好きなピンク色のピンクレモネード。見た目もかわいいし、淡い色が癒しを与えてくれますよね。作り方はとっても簡単で、レモンに少量のクランベリージュースを加えるだけでOKです。女子会やホームパーティーをする時のウエルカムドリンクにも最適です。

シャーリーテンプル

見た目がとっても華やかなシャーリーテンプル。砕いた氷を大きなグラスに半分まで入れ、オレンジジュース、ジンジャエール、ライムソーダ、ザクロのシロップの順番にグラスに注いでいきます。輪切りにしたライムを2枚とチェリーを浮かべ、混ぜないまま出して完成です。

他にもオレンジジュースの代わりにザクロ果汁とグレナデンシロップをライムソーダにくわえて作るのも良いですよ。

メロンボール

オレンジと緑のコントラストがとても美しいメロンボール。本来はメロンリキュールを使っていますが、モクテルを作る場合はメロンシロップを使えばOKです。かき氷用のメロンシロップをグラスに注ぎ、後からオレンジジュースをそっと注げばメロンボールの完成です。

ノンアルコールシャンパン

バーやレストランで最初に頼むドリンクでシャンパンを頼む人も多いですよね。そんなシャンパンをノンアルコールで作る場合、ホワイトグレープジュースとジンジャエールだけで作ることができてしまいます。

これらの材料をよく冷やした大きなピッチャーに入れ、生のラズベリーを加えてよく混ぜた後シャンパングラスに注ぎましょう。

ラズベリーフィズ

見た目もピンクでとってもかわいらしいラズベリーフィズですが、ラズベリーシロップとグレープフルーツジュース、クラブソーダをあわせた後によくかき混ぜ、氷を入れたグラスに注ぐだけで完成です。

ブラックベリークーラー

少し手間がかかりますが、鍋にお水と砂糖を入れ強火にかけます。砂糖が溶けるまで煮込んだら、生のセージの葉っぱの裏をスプーンで叩き、鍋に入れ15分置き、取り出します。

そのあと、ブラックベリーをブレンダーで粉砕し、こしきでろ過した後、グラスにブラックベリーのピューレ状のものを入れ、先ほど鍋で煮詰めたシロップを加え、ソーダで割っていきます。最後に、ブラックベリーとセージを飾って完成です。

ノンアルドリンクはどのように提供するのが良い?

ノンアルドリンクを提供する時は基本的にはアルコール入りのドリンクと同じグラスなどで提供します。なぜなら、お客様にアルコールを飲んでいる雰囲気を味わってもらいたいからです。

ただし、大人数のグループのお客様の場合、ノンアルコールとアルコールを間違えないようにすることが大事です。例えば、アルコールのグラスにはレモン、ノンアルコールのグラスにはライム、もしくはノンアルコールのドリンクにはマドラーを付けるなどなど工夫すると良いでしょう。

ノンアルコールカクテルはアルコールこそ使われていませんが、お酒の雰囲気を楽しみたいために飲む人も多いです。本物に近い味を追求する人もいれば、見た目がとってもおしゃれでアルコール類と変わらないものを好む人もいます。是非、ドリンクメニューを考える時は自分がどんなノンアルコールドリンクを提供したいのか考えてみましょう。

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まとめ

以上が、昨今のノンアル事情と、話題となっているモクテルの紹介でした。日本では、まだまだモクテルをメニュー化しているお店は少ないので、今から数多くのモクテルを提供していけば、珍しさもあって集客効果も見込めるので、ぜひ検討してみて下さい。

 

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