雨の日は足元の悪い日が多いため、どうしても来客数が減少してしまいがちです。飲食店だけではなく、サービス業にとっても雨の日は売り上げが落ちてしまう日のため、そのことが悩みの種となっているオーナー様もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、たとえ雨の日でもお客様から選ばれ、他店と差をつけているお店もあります。今回は、そんな繁盛店のエッセンスを吸収し、雨の日でも売り上げを伸ばす方法についてご紹介していきたいと思います。
雨の日にも選ばれるお店とは?
雨の日にお客様に選ばれるお店には、いくつかの共通点があります。雨の日に売上を伸ばす秘訣を探り、取り入れられる部分はぜひ参考にしてみましょう。
・アクセスしやすい便利な立地
傘の間を縫って歩いたり、建物に入る度に傘を開け閉めするのは大変のため、誰しも雨の日に外を出歩くのは億劫になってしまうもの。そのため、雨の日はどうしても、駅ナカや駅チカのアクセスしやすい店舗にお客様が流れてしまいます。そうした好立地に構えているお店ならば、天気に関わらず通いやすいという点をウリにするのも良いでしょう。
しかし、立地に関してはそう簡単に変更できるものではないため、経営しているお店が駅から遠い場合は別の集客方法を考える必要があるでしょう。ただし、お店の二号店を出すとなった場合は、天気が悪い日のアクセスも一考しながら、出店される立地を考えても良いかもしれません。
・傘を持っていても入店しやすい
雨の日は傘を持って来店されるお客様のために、傘立てや傘袋を用意しておくと喜ばれるでしょう。濡れた傘をそのまま座席に置いておくと、お客様の服や手荷物を濡らしてしまうだけではなく、床が汚れる原因にもなります。傘立ての方がより手軽なイメージがありますが、折りたたみ傘のお客様や、万が一の盗難や取り違えを考えると傘袋を優先的に用意すると良いでしょう。
・雨の日ならではのサービスがある
雨の日だけの割引サービスや限定メニューがあると、「雨の日だからあのお店に行こう」と思ってもらうことができます。雨の日を一種のイベントと考え、趣向を凝らしたサービスで特別感やお得感を演出しましょう。また、雨の日にご来店いただいたお客様限定で、次回から使えるクーポン券をお渡しするのも、リピーターの獲得に繋がることがあるのでおすすめです。
・温かいメニューが充実している
雨の中を出歩いていると、じわじわと体温が奪われてしまうことがあります。雨で冷えたお客様の体を暖めることができるようなホットドリンクや温かいスープなど、ほっと一息つけるようなメニューを用意しましょう。また、天気の悪い日は、つかの間の雨宿りに飲食店を利用されるお客様も多いとされるので、ドリンクメニューやカフェメニューに力を入れると良いかもしれません。
雨の日の客層を把握しよう
客層を把握することで、雨の日に来店するお客様に的確なおもてなしをすることができます。雨の日に来店されるお客様の傾向をご説明していきますので、接客の参考にしてみて下さい。
・会社帰りor学校帰り
仮に天気が崩れていても、社会人であればそうそう会社を休むことはできませんし、学生であってもそれは同様です。雨の日であっても、仕事や授業がある社会人や学生は必ず外出しなければなりませんので、会社帰りや学校帰りに飲食店を利用する方も多いでしょう。そのため、帰宅時間帯には社会人向けのアルコールメニューを充実させたり、学生向けの学割を用意するのがおすすめです。
・友人同士の女性客
カップルであれば、「雨の日だから今日は家で一緒に過ごそう」となることもありますが、友人同士の約束では、多少雨が降っているからといって場所や日程を変更することはあまりないでしょう。特に、友人同士で訪れる女性客は、語らいの場として飲食店やカフェを利用する機会が多く、雨の日でも来店していただける可能性が高いといえるでしょう。
・近隣の方
雨が降っていると遠出をしようという気持ちが減少し、買い物や食事も近場で済ませるという方が増えることがあります。そのため、雨の日のお客様も近隣の方が増えることでしょう。近隣のお客様はお店を頻繁に利用することが容易なため、リピーターを獲得する絶好のチャンスです。
・お一人様
雨の日はどこかへ遠出しようという気にならず、友人と遊ぶ計画も立てられずにいるもの。一方で、雨であっても出かける用事があれば外出せざるを得ないため、雨宿りや休憩に飲食店を利用するお客様もいるでしょう。こうした理由から、雨の日はお一人で来店されるお客様も増加する傾向にあります。お一人様にお店を気に入っていただくためには、一人でも過ごしやすい席を用意したり、落ち着ける雰囲気づくりを目指すのがコツとなります。
雨の日の店舗空間づくりとは?
雨の日に出歩くのは、想像以上に体力を削られてしまうもの。雨で疲弊してしまったお客様が体を温め、体力を回復できるようなゆったりと過ごせる空間づくりが重要となるでしょう。お客様の目線に立ち、何時間でも過ごしたくなるようなお店の特徴を以下にご紹介しますので、お店づくりの参考にしてみてください。
・長時間座っていても苦にならない座席
雨の日は、お客様がゆっくりと雨宿りをして過ごせるような心配りが大切です。そのためにはまず、お客様が座席に長時間座っていても疲れないような工夫をしましょう。ソファー席を設けたり、椅子にふかふかのクッションを置くだけでも効果があります。また、テーブルと椅子の高さを合わせる際に、食事だけではなく読書や携帯を触って過ごすのに適した座席を選ぶのも良いでしょう。
・軽食メニューが充実している
気軽に食べることのできる、サンドイッチなどの軽食メニューを充実させることも大切でしょう。お客様の小腹が空いた時に、さっとお出しすることのできるメニューが揃っていれば、より長い時間をゆったりとお過ごしいただけます。はじめはドリンクのみを注文されたお客様も、ふとお腹が空いた時に軽食メニューがあれば、追加で注文してもらえる可能性も高まります。
・落ち着いたBGM
お店の空間づくりには内装や小物だけではなく、どのようなBGMをチョイスするのかも重要です。お客様にゆったりとお過ごしいただくためには、落ち着いたテンポのジャズやクラッシックといった音楽を流すのが良いでしょう。お店のコンセプトとの兼ね合いもあると思いますので、店内の雰囲気にぴったりな落ち着いたテンポの音楽を選びましょう。
・ドリンクのお替りサービス
くつろぎの空間に美味しいコーヒーや紅茶は欠かせません。お客様にゆっくりお過ごしいただくためにも、コーヒー紅茶のお替り無料や、2杯目は割引価格で注文できるといったサービスがあると喜ばれるでしょう。
雨の日に楽しめるおもしろ企画を考えよう
雨の日はレジャーやお出かけを存分に楽しむことが難しいため、家で時間を持て余してしまうことも少なくないのではないでしょうか。そんな時に、雨の日限定のサービスを実施しているお店があれば、普段は行かないお店でもぐっと足が向かいやすくなるかもしれません。雨の日でもお客様が楽しめるようなサービスを考え、顧客の獲得を目指しましょう!
・雨の日限定サービス企画で顧客獲得!
雨の日に特別なサービスを実施することで、お客様に「今日は雨の日だからあのお店に行こう!」と思っていただくきっかけを作ることができます。雨とお店のイメージを結びつけることができれば、リピーターの獲得にも繋げられるかもしれません。
・雨の日にお越しのお客様に、ちょっとしたプレゼントを
雨の日に来店されたお客様には、お菓子やトッピング、ドリンクなどちょっとしたプレゼントをお渡しするのもおすすめです。また、帰り際におもちゃをお子様にプレゼントするといったサービスも、お子様連れのお客様の獲得に繋がるでしょう。
・雨の日のシークレットメニュー
雨の日限定のメニューを用意するのも良いでしょう。その際、シークレットメニューとして情報を小出しにし、全貌を隠しておくことで特別感を演出し、お客様に「一体どのようなメニューなんだろう」と興味を持っていただくことができます。
まとめ
いかがでしょうか。
雨の日はお客様も時間を持て余してしまうことが多いもの。雨の日でも楽しめるお店として認知されれば、天候に関係なく来客数を確保することができるでしょう。「雨の日は仕方がない」と諦めず、ぜひあなただけのアイデアでお客様に有意義な時間をプレゼントすることで、雨の日の集客に繋げていきましょう!
【店舗経営においてはPOSレジが欠かせない】
店舗を経営するにあたって、今やなくてはならないのが「POSレジ」です。POSレジ一つで日々の業務効率化だけでなく、売上管理・分析等を行うことが出来ます。
現在はiPadなどを用いた「タブレット型POSレジ」が主流になっており価格も月々数千円~で利用出来るようになっています。機能性も十分に高く、レジ機能はもちろん、会計データの自動集計により売上分析なども出来るため店舗ビジネスをトータルで効率化させることが出来ます。
「機能を使いこなせるか不安」という方には、操作性が高い「ユビレジ」がおすすめです。業種を問わず累計3万店舗以上で導入されているタブレットPOSシステムで、月々6,900円(税別)からご利用いただけます。
実際の操作方法などが気になる方には無料のオンラインデモも対応可能!まずはお気軽にご相談ください。