
「のどぐろ」という魚をご存知でしょうか?居酒屋をはじめ、お酒を飲むお店では比較的定番のメニューとされていますが、実は「幻の魚」と呼ばれる程レアで高価なお魚なのです。手に入りにくい魚のため、限定メニューとして扱っているお店も多いほどです。のどぐろの希少性は、わざわざのどぐろを求めてお店選びをするお客様を一定数生んでいるため、看板に掲げれば高い集客効果を見込むことができるでしょう。
そこで今回は、そんなのどぐろが「幻の魚」とまで呼ばれるようになった所以と、おすすめの調理方法をご紹介していきたいと思います。
のどぐろとは
そもそも「のどぐろ」がどのような魚なのか分からない方も多いかもしれません。スーパーでの取り扱いも少ないので、調理済みののどぐろにはお目にかかっても、捌かれる前の状態はそうそう見ることがないでしょう。
のどぐろは北陸原産の白身魚で、鱗は鮮やかな赤色をしており、標準和名は「あかむつ」という魚です。つまり、のどぐろという呼び名は俗称です。どうしてそう呼ばれるようになったかというと、「のど」が「黒い」から。のどぐろの口を開けてみると、中が真っ黒に見えるのでそういった呼び名がついたとされます。
たっぷりとのった脂が特徴的で、様々な調理方法でおいしくいただくことができます。
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のどぐろの値段が高いのはなぜ?
のどぐろ(あかむつ)自体は、昔から北陸で水揚げされてきた魚のため新種でもなんでもないのですが、全国的な知名度を誇るようになったのはここ15年程とされています。
元々のどぐろはとても安い魚でありました。あまりにも安くお金にならないので、時には市場に出す前に捨ててしまうこともあったそうです。ではなぜ、そんなのどぐろが一時期を境に値段が高騰していったのでしょうか。
きっかけは約15年前、テレビ番組のコーナーでのどぐろが北陸の名物として取り上げられたことでした。スタジオでは実際にのどぐろを使った料理が振舞われたのですが、あまりの美味しさに出演者全員がテレビであることを忘れるほどの大きなリアクションをとったのです。
その番組の放映後、のどぐろを求める視聴者がスーパーや市場に殺到し、あっという間に品薄状態になったと言います。元々全国各地で水揚げされる魚ではないため、その希少価値から値段もそれ以前とは比べものにならない程高くなり、「幻の魚」と呼ばれるまでになりました。
番組放送以来、のどぐろは都心部でも高級魚として扱われるようになり、ちょっとした贅沢をしたい時にぴったりのメニューとなったのです。
のどぐろをメニューに取り入れるメリット
飲食店において、のどぐろをメニューに取り入れるメリットとはどのようなものなのでしょうか?
シンプルな調理でも絶品
前述の通り、テレビ番組で紹介されたことにより一気に市民権を獲得したのどぐろ。毎週様々な食材を取り上げる中でとりわけのどぐろが脚光を浴びたのは、やはりその味に注目が集まったためです。
脂がたっぷりのった身はお刺身はもちろん、シンプルな味付けでも十分おいしくいただけます。どんな調理方法でも絶品な味を保証するのどぐろは、お店の看板メニューになること間違いなしでしょう。
のどぐろ目当てのお客様を呼び込める
のどぐろはメニューに置いてあるだけで集客の見込める食材なので、のどぐろ目当てのお客様を多く呼び込むことができます。特に、近隣にのどぐろを扱っているお店がない場合は大きなチャンスです。今までは離れた街まで行かなければ食べれなかったのどぐろが、ご近所で食べられるとなれば、自然と客足はお店に向かいます。
実際、のどぐろを取り扱っているお店はのどぐろを前面に押し出し、期間限定の場合でも「のどぐろ入荷!」と店先に掲げる程です。のどぐろの旬は秋~冬なので、その期間は需要が高まります。旬のシーズンだけでもメニューに置いておけば、集客率を底上げすることができますよ。
一目置かれるお店になれる
のどぐろはその希少性から、都内の居酒屋や飲食店でも常時取扱いのある店舗はほとんどありません。高級感のある食材なので、メニューに取り入れればお店のイメージをワンランクアップさせることができます。
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のどぐろは刺し身?干物?おすすめの調理法とは
のどぐろのおすすめ調理法をいくつかご紹介していきたいと思います。せっかく手に入れた高級魚ですから、美味しさを最大限引き出すような調理方法を選びましょう。
刺し身
お客様にのどぐろ本来の味を提供するには、シンプルな調理方法が1番。よって、生のまま刺し身にしてお出しするのが特におすすめです。脂がのった旬ののどぐろは、醤油をつけずとも美味しく食べられる程ジューシー。お造りにして出せばテーブルもぐっと華やかになり、お祝い事にもぴったりなメニューになります。
姿煮
のどぐろの姿煮はそのインパクトのあるビジュアルから、テーブルに運んだ瞬間お客様から歓声があがること間違いなしのメニューです。のどぐろは比較的大型の魚なので、複数人でご来店されたお客様にお出しするのにぴったりとなります。ほっとする味わいで、お酒だけではなくご飯も進みます。
塩焼き
塩のみで味を付けたシンプルな塩焼きは、それだけでテーブルの主役になれる程絶品です。脂ののった熱々の身は日本酒が恋しくなるお味なので、日本酒を取りそろえているお店にはぜひともおすすめです。
西京焼き
西京焼きは、淡泊な白身魚をおいしく食べるための調理方法です。脂ののったのどぐろに味噌の風味が合わさると、なんともいえないおいしさとなります。少しもったいないような気もしてしまいますが、一味違ったメニューを出したいというオーナーはぜひ。
まとめ
いかがでしょうか?
のどぐろは元々北陸でとれる安い魚でしかありませんでしたが、テレビ番組で取り上げられたことにより一気に知名度を上げ、今ではその希少価値から高級魚として扱われています。そんなのどぐろをメニューに取り入れれば、高い集客効果が見込める上に、お店の格を一段上げることにも繋がります。シンプルな味付けがおすすめなので、ぜひ検討してみて下さい。
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