ダイエット女子が安心して注文できるヘルシーメニューとは

飲食店

ドーナツを食べるか悩むダイエット女子

「外食メニューは高カロリー・高脂肪のものが多いから、外食をする限りやせられない」と思い込んでいるダイエット女子が少なくないようです。最近は、そんな人たちが安心して通えるへルシーレストランなどが相次いでオープンしています。

ダイエットに限らず生活習慣病予防など、日本人の健康志向は高まる一方ですから、お店の看板メニューとしてヘルシー料理を取り入れてみてはいかがでしょう。

今回は20~30代の女性に喜ばれるヘルシーメニューのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ヘルシーメニューを取り入れるメリット

サラダを食べる女性

日本人の食の志向について調査した結果、「健康志向」が44.1%で最多、次が「経済性志向」の35.2%、3番目が「簡便性志向」で30.2%となっています。
(日本政策金融公庫2017年1月実施:https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_170302a.pdf

これは、食料品を購入するときや外食をする際に、多くの人は価格や手軽さよりも「体にいいもの」を優先して選んでいることを示しています。こうした健康志向の高まりとともに、飲食店やコンビニ、ファストフード店のなかにも低カロリーのヘルシーメニューを提供する店が増えています。

これまでの外食業界は、大多数の人に満足してもらえるように、濃い味つけ、ボリューム感、家庭では作りにくいプロの味を重視してきましたが、今は健康路線に切り替える傾向が強まってきています。

都心部では、健康効果に美容とダイエット効果も求める人たちを対象としたヘルシーレストランや、乳製品をいっさい使わないアイスクリーム専門店、野菜や果物を圧縮して作るコールドプレスジュース専門店などが登場し、女性だけでなく男性の間でもブームになっています。

健康志向は今後ますます高まることが予想されます。ヘルシーメニューは集客率を高めるというお店にとってのメリットだけでなく、お客さまの健康管理の一助になるという意義深いことでもありますから、ぜひ既存のメニューに加えることをおすすめします。

ヘルシーメニューは低カロリーだけじゃだめ?

グリーンスムージー

ヘルシーメニューというと野菜やこんにゃくなど低カロリーの食材を思い浮かべますが、カロリーだけにとらわれると栄養のバランスが崩れて、結局、健康を害することになってしまいます。

栄養バランスについてもう少し詳しく見てみましょう。

私たちの体は「たんぱく質」「脂質」「糖質」の3種類の栄養素で構成されています。活動するときのエネルギー源になるのもこれらの栄養素です。栄養素は体内で分解・吸収されてはじめて効果が発揮されるものです。その分解・吸収を助けたり、エネルギーを作る働きをしているのが「ビタミン」です。ビタミンA、B、Cなど全部で13種類あります。ビタミンと同じように体の機能を正常に働かせたり、バランスを保つ働きをしているのが「ミネラル」で、カルシウム、ナトリウム、鉄、亜鉛などがあります。

人間が生命活動を維持していくために欠かせないこれらの栄養素を「五大栄養素」と呼んでいます。五大栄養素のほかに、栄養価はないものの重要な働きをする「食物繊維」があり、これは第六の栄養素といわれています。

野菜はビタミンや食物繊維が豊富ですし、こんにゃくも食物繊維と微量のカルシウムを含みますからダイエットには適した食材ですが、たんぱく質や脂質、糖質を摂ることができないため、健康的に美しくやせることはできません。とくにたんぱく質が不足するといろいろなトラブルを招くことになってしまいます。

たんぱく質は約20種類のアミノ酸が組み合わされてできています。このうちの9種類は体内で合成されないため食品から摂取しなければならない「必須アミノ酸」です。

必須アミノ酸を含む肉や魚を摂取しないと筋肉が衰えていきます。私たちは眠っているときも心拍や呼吸、体温調整などでエネルギーを消費しています。これを「基礎代謝」といい、もっとも多くのエネルギーを消費するのが骨格筋つまり筋肉です。食事制限などで筋肉が衰えると基礎代謝が低下してエネルギー消費量が減り、結果的に太りやすくやせにくい体質になってしまいます。

また、皮膚や毛髪の原料となるのがたんぱく質です。厳密にいうと、コラーゲンやシスチンなどのアミノ酸を基に体内で合成されたたんぱく質です。これが不足すると肌荒れや抜け毛などに悩まされることになります。

糖質は、すぐに使えるエネルギー源としての役割を果たします。脳にとっては唯一の栄養素なので、不足すると記憶力や集中力がなくなり仕事の効率が低下してしまいます。

脂質は、食事がとれないような状況に置かれたときにエネルギーとして使われる「備蓄エネルギー」です。そのほか、体温維持や内臓を衝撃から守るクッションの役目も果たしています。不足すると疲れやすくなり、血管や細胞膜が弱くなります。

糖質や脂質は肥満のもととして敬遠されがちですが、エネルギー源がなくては活動できません。糖質を減らしたらその分をたんぱく質や脂質で補うなどして、活動量に見合ったカロリーを確保する必要があります。

カロリーを制限しようとすると味気ない料理になってしまいます。以上のようなことを考慮して、カロリーを抑えながら満足してもらえるレシピを考えてみましょう。

ヘルシーメニュー考案のコツ

ヘルシーメニュー

ヘルシーメニューの基本は、栄養バランスを整えつつ低カロリーに抑えることです。それにもっとも適しているのが、和食文化の特長の1つ「一汁三菜」の献立をアレンジする方法です。

一汁三菜とは主食に「汁物1」「主菜1」「副菜2」を足したものです。次にその例をあげてみましょう。成人女性の1日の摂取カロリーは約1500 キロカロリーとされていますので、3食のうちの1食分として約500キロカロリーを目安にしています。

汁物……なめこと豆腐の味噌汁(約60キロカロリー)

主菜……豚肉の生姜焼き(約230キロカロリー)

副菜1……ひじきとにんじんの煮物(約75キロカロリー)

副菜2……きゅうりとわかめの酢の物(35キロカロリー)

これに主食のごはん(茶碗軽く1膳=約150キロカロリー)を加えて合計550キロカロリーです。

これくらいのカロリーを目安に、和風だけでなく洋風や中華風などバラエティー豊かなメニューにすると、お客さまに「選ぶ楽しみ」も味わってもらうことができます。

以下に、一汁三菜メニューを提供しているお店をご紹介いたしますので、メニューづくりの参考にしてみましょう。

豊か

店舗URL: http://www.kupukupu-wedding.com/yutaka/index.html

こちらのお店は、日本料理のおふくろの味(家庭の味)を基本コンセプトとしています。一汁三菜等のバランスのとれたなつかしい味によって、食べて心が幸せになる料理を提供しています。夜はコース料理のみとなりますが、ランチでは一汁三菜メニューを手頃な価格で提供しています。

一汁三菜 旬穀旬菜カフェ

店舗URL:http://smartcamp.rohto.co.jp/tokyo/cafe/

こちらのお店では、ランチのみの営業ですが日替わりの一汁三菜メニューを提供しています。こちらのお店は驚くべきことに、3000を超えるメニューを擁し、その中から旬の食材、美味しいものを選んで毎日日替わりで提供しているということです。

BROWN RICE(ブラウンライス)

店舗URL: https://www.nealsyard.co.jp/brownrice/

こちらのお店では、日替わりの主菜一品、惣菜二品、漬物など、日本各地から直送された食材を器に盛り込んだ、一汁三菜メニューを提供しています。料理はもちろん、店内空間にもこだわっているので、落ち着いて一汁三菜メニューを味わえるお店です。

ヘルシーメニューで女子会コースを組もう

女子会コース

ダイエットに励む女性に安心して食べてもらえるメニューがそろったところで、女子会コースを企画してみましょう。

女性客をメインにすると客単価が下がるのでは? と考える人もいますが、それは逆です。女性はグループで来店するケースが多いことや、料理も飲み物もオーダー回数が多い、デザートのオーダー率も男性客とは比較にならないというように、客単価はむしろアップすることが多いのです。

では、どのようにすれば女性客を呼ぶことができるでしょう。まず、広告を出す際は「ヘルシー」「安全」「新鮮」「産地直送」「アンチエイジング」など、女性の目を引くフレーズを用いると効果的です。

店内はゆったりとくつろげる空間を演出し、食器類はヘルシーメニューにマッチした爽やかな色で、シンプルなデザインのものが適しています。最近は、お客さまの目の前で調理の仕上げをする「ライブキッチン」というスタイルもよく見られるようになりましたが、イベント性があるとして好評のようです。

予約を受けて名前がわかっている場合は、テーブルに「〇〇様 本日はご来店いただきありがとうございます。どうぞごゆっくりお楽しみください」といった簡単なメッセージを置いておきましょう。それだけで「歓迎されている」と喜ばれること間違いなしです。

このように特別手の込んだ仕掛けをする必要はありません。ちょっとした心づかいで女性の心をつかむことができ、集客率を高めることにつながるのです。

まとめ

ダイエット女子

ヘルシーメニューを提供するときは、ただ「ヘルシーですよ」とすすめるだけでなく、なぜこれを食べてほしいのか、どんなコンセプトでこのメニューが生まれたのかを説明することが大切です。それをお客さまが理解して喜んでくれるものでなければ開発した意味もなくなってしまいます。

ひとりでヘルシーメニューを考案するのは難しい、もっと基礎的なことから勉強したいという場合は、「ヘルシー料理教室」を受講して管理栄養士や食育インストラクターなどプロの指導を受ける方法もあります。

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