イタリアンやフレンチをはじめとした様々な料理に合い、お祝い事にもぴったりなワインは、ぜひとも取り入れたいメニューです。女性人気が高いこともあり、女子会からデートまで幅広い層のお客様にご利用いただけます。
自慢のワインを用意したら、次はワイングラスにもこだわってみましょう。実はワインに合わせたグラスを用意することで、香りや風味をより一層引き立てることができるのです。ワインを好まれる方はグラスの形状にもこだわる方が多いため、ワイングラスにこだわれば、普段からワインを飲まれるお客様に一目置かれるかもしれません。
そこで今回は、ワイングラスの種類や形状、それぞれのおすすめワインについてご紹介していきたいと思います。お店でワインを提供しているオーナー様は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ワイングラスに様々な形がある理由は?
ワイングラスはいくつかのパーツから成っており、そのパーツの形状や大きさによって全体のシルエットに違いが生じます。グラスはワインそのものの風味や香りを引き立たせる役割があるため、飲みたいワインの種類や特徴に合わせて選べば、より一層美味しくワインを楽しむことができるようになるのです。
たとえば、注がれたワインを受けるボウル部分は、ワインの香りを引き立たせる非常に重要なパーツです。ボウルの広さやカーブによって、香りの広がりに差が生じます。また、口をつける部分をリムと言います。リムは口が直接触れる場所のため、味わいに大きく違いが出るとされています。
ワイングラスはどんなものがある?
それでは実際に、代表的なワイングラスの種類をご紹介いたします。お店に置く予定のワインに合わせ、ベストなグラスをチョイスしましょう。
ブルゴーニュ型ワイングラス
ボウルが広く、ワインの香りをしっかりと引き出すことのできるタイプです。ブルゴーニュ型の名の通り、ブルゴーニュワインを飲むのに適しています。
その形状から、口をつけた際に舌先がワインに触れるようになっており、ブルゴーニュワインをはじめとした酸味の強いワインを飲む時にぴったりとされています。これは、酸味を感じ場所である舌の両端にワインが触れづらいため、酸味をほどよく抑えて美味しさを楽しむことができるためです。
ボルドー型ワイングラス
ボウル部分が狭く、縦長のシルエットが特徴的です。こちらもボルドー型の名の通り、ボルドーワインを飲むのに適しています。
こちらはその形状から、ブルゴーニュ型とは異なり酸味を感じる部分にもワインがしっかりと触れます。そのため、渋味の強いワインに適しています。渋目の赤ワインも美味しく味わうことができますので、お客様におすすめしてみましょう。
シャンパングラス
スパークリングワイン特有の、炭酸の軽い口当たりが若い女性を中心に人気を集めています。
シャンパングラスは細長い形状が特徴で、スパークリングワインを注ぐと美しい泡を楽しむことができます。炭酸が抜けにくくなる効果も期待できるため、スパークリングワインを用意するお店ではぜひ置いておきたいところです。
白ワイングラス
ワインをメニューに加える際は、赤と白の両方を用意しておきましょう。2種類用意することで、料理に合わせてワインを選ぶことができます。
また、赤ワインはその独特の渋味から、苦手意識を感じている方も多くいらっしゃいますので、白ワインを用意しておくと喜ばれるでしょう。白ワイングラスは読んで字のごとく、白ワインを飲むのに適したグラスです。通常、赤ワインは常温、白ワインは冷やして飲むものだとされています。そこで、白ワイングラスは冷やしたワインが空気に触れて温まってしまうことを防ぐため、ボウル部分が非常に小さく設計されています。
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「ワイングラスをどこで買えば良いのか分からない」というオーナー様のために、おすすめのワイングラスをご紹介していきたいと思います。
ここまでご説明してきた通り、ワイン本来の味や香りを楽しむためには、グラス選びがとても大切です。最近では100円前後で買えるものもありますが、ワインに合う形状が見つからないこともあるでしょう。ワインは特別なシーンに飲まれることも多いので、せっかく揃えるのなら安価な量産品ではなく、しっかりとした商品を選ぶと良いでしょう。
RIEDEL
ワイングラスの老舗であるRIEDELは、あらゆるワインをより楽しむために、ワイングラスの理想的な形状を追求してきたブランドです。260年の歴史を誇り、ワイン通の間でも一目置かれる存在です。『ワインの個性を引き出すグラス』をコンセプトにしているため、自慢のワインをお客様にお楽しみいただくにはもってこいでしょう。
幅広いラインナップから選ぶことができるので、グラスを一式揃えたいというオーナーにもおすすめです。
東洋佐々木ガラス
日本メーカーの東洋佐々木ガラスは、リーズナブルで飽きのこないデザインが特徴です。
一般的にシャンパングラスは割れやすいとされていますが、東洋佐々木ガラスの製品は求めやすい価格帯でありながら強度が高く、多くの飲食店で使用されています。
ZALTO
RIEDELと並ぶトップブランドの1つであるZALTOは、スタイリッシュで洗練されたデザインが特徴です。すべてのグラスをハンドメイドで製作しており、特別なシーンにぴったりなこだわりの製品です。
最低限揃えておくべきワイングラスとは
ワイングラスには高価なものも多いのですが、店舗で使用するとなるとまとまった数が必要となります。そのため、最初はお店のメニューに合わせて、最低限のものを揃えていくのが良いでしょう。たとえばシャンパンとボルドーワインを取りそろえているお店では、シャンパングラスとボルドーグラスを用意しましょう。
一通りのワイングラスを揃えておきたいという方には、いくつかの種類が入ったセットもおすすめです。お店の規模や来客数に応じて、過不足なく揃えられるようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
ワイングラスは、ワインの持つ魅力を最大限引き出すために必要不可欠な存在です。お客様の特別なシーンを彩るワインは、こだわりのグラスでお出ししましょう。まずはお店のワインラインナップに合わせ、必要となる種類を少しずつ揃えていくことから始めましょう。
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