スマホで魚の仕入れが完結?「魚ポチ」の特徴や魅力とは

飲食店

1800種類の水産品の取り扱いがあり、1尾から発送することもできスマホで注文が可能な「魚ポチ」。

これまでの水産品の仕入れは市場での取引がメインでしたが、インターネットから注文が完結できるということで魚ポチの人気は徐々に高まっています。

お店として水産品の仕入れが楽になり需要も高い魚ポチですが、どのような方法でこれまでの課題を解決していくのでしょうか。

今回は、スマホで魚の仕入れが完結できる魚ポチの特徴や魅力について見ていきましょう。

魚(水産)仕入れの課題

肉や野菜、果物の仕入れもそれぞれ大変さがあり課題もありますが、その中でも水産品の仕入れに関する課題は特殊なものがあります。

水産品、特に鮮魚は新鮮さが命とも言え、1分1秒という少ない時間で鮮度はどんどん落ちていき、数時間経つと腐ってしまうことも少なくありません。

そのため、鮮魚の仕入れから管理まではスピードがとても重要であり、スピードが伴っていないとせっかくの鮮魚が腐ってしまい使えず、お店の売り上げに大きな影響を与えます。

また、本来水産品を仕入れるには市場に出向き仕入れるのが普通ですが、仕入れの方法には特別な難しさがあり、慣れと経験がものを言います。

新しく仕入れをしたい店舗向けの説明などは一切なく、同じく仕入れに来ている経験豊かな同業者に聞いて回り、やっと仕入れまでたどり着けるというのが通常です。

仕入れに至るまでも、基本的に新規開業の店舗は掛売りではなく現金での仕入れになります。新規開業した店舗はお金に余裕がないところも多く、自由に現金を使えないことも多々あります。そのような状況の中、掛売りできず現金のみの仕入れというのは店舗にとってはかなりの痛手となります。

商品になる水産品の鮮度や管理、仕入れにおける金銭的な事など、魚の仕入れには調整の難しい課題があります。

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課題を解決する魚ポチとは

上記で述べたように、魚の仕入れに関してはこれまで様々な課題があり、大きく分けると魚の鮮度と新規開業した店舗の仕入れの難しさ、そして掛売りできないという問題です。

わからないながらも必死に市場を見たり卸業者に聞いたり、スムーズな魚の仕入れの為にも時間がかかっても既存の方法に頼るしかありませんでした。

しかし、そのようなスムーズではない既存の流れに待ったをかけたのが魚ポチであり、混乱しやすくスムーズでない魚の仕入れに革命を起こした存在と言えます。

魚ポチはスマホを使ってとても簡単に魚の仕入れをおこなえるシステムです。これまでの仕入れのような慣れや経験が必要になったり経験豊富な同業者や卸業者に聞いてまわる必要がありません。

まず、魚は鮮度が命ですので仕入れしてから鮮度をどのように担保しているのか?気になるところだと思います。

魚ポチの場合は産地直送仕入れか築地市場仕入れかによって変わっており、それぞれが魚の鮮度、味わいを落とさないよう品質管理しています。

産地直送の場合は水揚げからどのくらい日数が経っているのか?どの海域で水揚げしたのか?血抜きや神経抜きなどの状態を把握し、魚の状態を産地の方と共有することで管理しています。

築地市場の場合、元市場経験者、漁師経験者など目利きがしっかりしているバイヤーが毎日市場に入り、卸業者とコミュニケーションを密にとることで商品の確認や把握をしています。

また、新規開業の店舗は現金のみの仕入れとなっていましたが、魚ポチの場合は現金ではなく初回から月末締めの掛売りに対応しています。

多くの店舗にとって掛売りの対応はお金の心配を回避できるので、とても助かるシステムです。

慣れていないととても困難だった実際の仕入れも、市場に行くことなくスマホから仕入れが完結するので余計な手間がかからず大きな効率化を図る事ができます。

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魚ポチの特徴・メリット

魚の仕入れにはそれぞれの課題があり、それらをうまく解消させスムーズな仕入れを実現している魚ポチですが、改めて特徴やメリットはどのようなものなのでしょうか。

ここでは魚ポチの特徴やメリットについて見ていきましょう。

市場に行くことなくスマホから仕入れが出来る

非常に大きな特徴でありメリットとしては、市場に行くことなくスマホでその場から仕入れが出来る点ではないでしょうか。

夜遅くまで営業している店舗は仕入れのため市場に足を運ぶのも一苦労であり、少人数での営業だとなおさら負担が大きいものです。

しかし、魚ポチは深夜3時まで注文を受け付けているので営業時間が終わった後その場で注文することができ、さらに最速で翌日午前に配送されるのは大きなメリットです。

発注先がわかれる事なく一括で注文ができる

魚によっては水揚げされる市場が変わるため、仕入れをしたい魚によって市場が変わることがあり、その都度発注先がわかれるというのが大きなネックでした。

しかし、魚ポチは発注先がわかれることなく一括で注文することができるため、非常に効率が良く多くの店舗が助かる仕組みと言えるでしょう。

小ロットでの注文が可能

市場では基本小ロットで魚の仕入れができることは少なく、小さな店舗といえどこれまではどうしても中から大ロットでの注文になっていました。

魚ポチは中ロットから大ロットだけといったこれまでの注文ではなく、冷蔵庫の在庫を確認しながら1尾からの注文にも対応しているためより注文しやすくなっています。

珍しい魚も注文することができる

魚ポチは普段市場には出回らないような魚の流通にも力を入れており、都内ではまず見ることがない魚も注文することができます。

レアな魚を使った独自メニューの開発はもちろん、限定品としてアピールすることで他店との差別化や収益アップにつながります。

豊富な産地仕入れ先

魚ポチは北は北海道から南は鹿児島まで20以上の産地から直接仕入れており、それぞれ信頼できる鮮度を誇ります。

北海道や鹿児島など幅広い産地から取り寄せるため、関東近県では滅多に見ない魚も豊富に揃えています。

新鮮な魚はきちんと届く?

スマホ一つで注文から決済まででき、とても便利な魚ポチですが、あくまでインターネット上のやりとりですので本当に新鮮な魚は届くのか?疑問を持つこともあるでしょう。

実際に商品を見てその場で注文すれば確実に届くと感じますが、スマホで見ただけの情報ですので届いたはいいけどまったく新鮮でなかったら、と鮮度の良し悪しも気になるところです。

ここでは実際に魚ポチで注文したら新鮮な魚はきちんと届くのか?どのように届けられるのか見ていきましょう。

まず、魚ポチには水産業界において経験豊富な専門のバイヤーが揃っています。

市場が休場のとき以外、毎日専門のバイヤーが市場で目利きをおこない、鮮度の高い魚を厳選しています。

また、地方の産地にはバイヤーが直接出向き、そこでもしっかりと目利きをおこない鮮度、品質ともに高い魚を厳選しています。

魚ポチでは魚の目利きをおこなったバイヤーがバイヤーコメントを掲載しており、どの位の鮮度でどのような状態か?など詳しく書き連ねています。

そのようなバイヤーからのコメントは的確であり、しっかりと情報を伝えてくれるので安心することができます。

また、魚ポチには専門のロジチーム(配送)も揃っており、専門のバイヤーからの指示を受けしっかり確実に注文主に届くようきめ細やかな配送をおこなっています。

滅多にありませんがもし万が一鮮度の悪い魚が届いてしまった場合、状況を確認したうえで代替品の手配、もしくは返金対応をしています。

また、水揚げ状況によってはサイズや品質など事前情報と違う魚が届いてしまうことがあります。そのようなときは仕入れチームと連携して代替品の配送を迅速におこなっています。

目利きから配送にいたるまでこと細かく目配りをし、チームワークによる迅速な対応は魚ポチの魅力の一つと言えるでしょう。

まとめ

これまでの仕入れ方法と異なり、市場に出向かなくてもスマホさえあれば簡単に鮮度の良い魚が注文ができる魚ポチ。現在まで約11,000店舗の利用実績があり、魚の仕入れに関する新たなスタンダードと言えます。

魚ポチが持つ専門システムを駆使することで時間の効率化や他店との違いを打ち出せるなど、魚を取り扱う店舗にとっては救いとなるサービスと言えるでしょう。

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