和食店のイメージを左右する天井と壁。選び方のポイントや注意点、事例をチェック!

開業・経営

和食店のイメージはどこできまるのでしょうか。味?入り口?スタッフの対応?

理由は様々ですが、店内に入ってお客様の目に長い間入ってくる天井と壁は、お客様がお店に持つイメージに大きく関係することは言うまでもありません。

では、どのような天井や壁が理想的なのでしょうか。これについては、お店のコンセプトなどによって変わってきますが「内装の種類や色」というのは、人に対して与えるイメージが一定になっているので、ここを押さえておけば、お客さんが満足するお店作りが可能となります。

和食店の天井と壁の「色」で店内をより良く見せよう

天井と壁の色次第で、店内が狭く見えたり広く見えたりしますよね。天井と壁を決める時に最も気を付けて欲しいことが「色」になります。例えば、店内を広く明るく見せたい場合は白を使うと良いでしょう。

普段、私たちが着る洋服もそうですが白のニットを着ると膨張して太って見えますよね。それと一緒で壁や天井に白を使うことでお店を広く見せることができるのです。また、カジュアルなお店にしたい時も白は使い勝手が良いです。なるべく明るい色をチョイスしましょう。

ただ、店内の壁や天井を白にすると、正直掃除が大変です。白はお客様に清潔感を与えられるメリットがある一方で、汚れが目立ちやすく、少しでも掃除をサボったりすると、不潔な印象を持たれるのでくれぐれも気を付けて下さい。

また、シックな雰囲気に仕上げたい場合は、ダークカラーを使うのが理想です。ダークカラーを使うことでお店が落ち着いた雰囲気に見えるのはもちろん、オシャレで高そうな雰囲気に仕上がります。

天井と壁を選ぶ際のコツとは

前項では「色」に注目してお話をしてきました。でも、色にこだわれば、良い和食店が作れるのかと言えばそういうわけではありません。ここには「素材の選び方」も大きく関係してきます。

汚れが落ちやすいかどうかチェック!

飲食店は清潔感が大事です。とくに壁は食べ物が飛び散ったり、どうしても汚れが付きやすいですよね。それが簡単に汚れを落とせたら問題ないですが、なかなか取れなくてそのままの状態になってしまうと…不衛生なお店という目で見られてしまいます。

天井の掃除はなかなかすることはないと思いますが、壁の素材を選ぶ時は汚れが付いても落ちやすいものを選ぶようにして下さい。また、上記でも少し触れましたが出来れば月に1回はしっかりと清掃を入れるのが理想となります。

実際、イメージしているカラーよりも暗めに!

壁や天井の色を決める時、カラー見本を持ってきてもらうと思います。ただ、その時に見る見本は小さいサイズのため、実際に天井や壁に使ってみた時には、なんだかイメージと少し違うように感じてしまうことがほとんどです。

自分がこのカラーを使いたいと思ったカラーよりも少し暗めのカラーを選ぶようにしてみて下さい。また、業者によって可能であれば、実際にあなたが選んだ色や素材を使った店舗を紹介してもらい、下見に行くことができれば、お店が完成してから「想像と違った」ということを防ぐことができるでしょう。

壁や天井の素材をチェック!

壁や天井の素材選びの時に重要なのは内装制限を守った素材を選ぶことです。内装制限とは、もしも火事が起こってしまった時に被害を最小限にするためのルールで、例えば飲食店においては1.2m以上の高さがある天井や壁は対象になります。

内装制限がある場所では

・燃焼しないものを使う

・防火をする上で有害となる変形や溶解などが起こらない

・有害なガスや煙が発生しない

といった要件を満たすものを使わなければならず、「難燃材料」、「準不燃材料」、「不燃材料」の素材が対象となります。「難燃材料」、「準不燃材料」、「不燃材料」は加熱開始から延焼するまでの時間で分かれており、5分まで延焼しないものを「難燃材料」、10分後のものを「準不燃材料」、20分後のものを「不燃材料」と呼んでいます。

天井と壁で雰囲気を作り上げている和食店の事例

天井と壁に工夫を施すことによって、どのような和食店を作ることができるのでしょうか。これについては、想像力、発想ひとつで色々な店作りができるのですが、正直、内装デザインについて学んでいないと、一からアイディアを出すのは大変です。

そこで、ヒントになればと思い、オシャレな和食店の事例をいくつか紹介していきます。

<事例1>

半分シャッターが閉まっている入口から中へ入ると、まさにそこは大人の隠れ家風の店内。入ってくる時のワクワク感が堪らない上に、中へ入ると落ち着いた和モダン風の店内はなんとなく落ち着く雰囲気で外観からは想像できない作りとなっています。

<事例2>

一歩店内に入ると生簀はもちろん、大きな船が真ん中に出てきて船の周りには水が流れており、水の中には本物の魚が泳いでいます。橋を渡って船内のお座敷に座ると、釣り竿があり、なんと魚釣りを楽しむこともできてしまいます。

自分で釣った魚を実際に調理してもらって楽しむこともできるし、エンターテイメント性の高い店内です。天井が高く吹き抜けになっており、壁も漁師小屋をイメージさせるような造りになっています。

天井や壁を変えたくなったときのテクニック

お店のイメージを少し変えたい場合、みなさんはどうしますか?リニューアル工事をするまではいかないけど、ちょっとしたひと手間を加えることでお店の雰囲気ってガラリと変わりますよね。そこで、天井や壁を変えたくなった時のテクニックについて紹介したいと思います。

壁の色を変えてみる

DIYが少しできるのであれば壁の色を自分で塗り替えると良いでしょう。全面塗り替えるのは大変ですが、例えば一部の壁だけ塗り替えるだけでも雰囲気がガラリと変わります。また、最近は簡単に貼って剥がせる壁紙シートが売っていますよね。あれを上手く使って壁一面を張り替えても良いでしょう。

装飾をする

壁に何も装飾していない場合は、ポスターを貼ったり、絵画を飾ったりすると良いでしょう。また、天井に布を取り付け少したるませた感じにすることで雰囲気がガラリと変わりますよ。また、天井から吊り飾りをしてもカワイイですよね。

 

以上が和食店のイメージを左右する壁と天井の選び方のポイントや注意点となります。冒頭にもお話しましたが、お店の雰囲気は天井と壁で決まると言っても過言ではありません。

よく「店の顔は看板」と言う人もいますが、確かに集客においては大事かもしれませんが、その後の「印象」については看板よりも内装がカギを握っています。自身のお店のコンセプトに沿って素材と色を選び素敵なお店を作って欲しいと思います。

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