和食料理店の売上を左右するのは一体なんなのでしょうか。極論から言えばどれだけお客様を集められるか、そして客単価を挙げられるかになっているのですが、これはあくまでも表面的な話です。
もう少し深いところで考えてみると「少ない労力で」「効率よく」「短い時間で」お客様に料理を提供できるのかが大きなポイントとなるでしょう。では、これを達成するにはどうしたらいいのでしょうか。
もちろん、職人の腕も関係しています。ただ、人間の技術では限界があるのも事実です。そこで、ちょっと便利な器具を使うことをお勧めします。器具を使うと、今より簡単に確実に調理をできるので、以下の道具の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
便利な厨房機器10選
和食料理店ではいかにして効率よく料理を作るかが重要になります。そこで、猫の手も借りたいくらい忙しい時の救世主になりそうな便利グッズをここでは10選紹介したいと思います。是非、これからお店をオープンさせようと思っている人はチェックしておいて下さい。
スチームコンベクションオーブン
コンベクションオーブンって数年前から流行っていますよね。そんなコンベクションオーブンの中でもスチームが発生するタイプはとっても便利です。温風によって食材をカラっと焼き上げることはもちろん、蒸気で蒸したり、蒸気と熱風で食事の水分を保ったままふっくらと加熱することができます。
しかも、コンベクションオーブンは焼くだけでなく煮る、蒸すなどなどどんな調理もできてしまうほど万能です。さらに、パネルで調理方法を選択し、時間を設定するだけで本格的な料理が簡単に出来上がります。
スタッフの人数がギリギリなお店はこれ1台導入するだけでも格段にスピードが上がりますよ。ミニタイプのものもありますので、ガス設備のない厨房でも使うことができます。
ThawThat! 解凍ボード
食材の鮮度を保つためには必ず冷凍しますよね。また、作り置きなんかも冷凍して保存しておくことも多いと思います。しかし、これを解凍するとなるとなかなか時間がかかりますよね。自然解凍にしてしまうとすごく時間がかかりますし、電子レンジの解凍機能を使っても上手く解凍できないこともあります。
また、解凍し忘れていた食材が今すぐ必要になってしまった…なんてことも起こり得るかもしれません。そんな時に便利なのがこちらのThawThat!解凍ボード。熱伝導の高いアルミ製でできており、ボードの中に特殊なジェルが入っているので冷凍品の冷気を素早く吸収します。
どれぐらい解凍時間が早いかというと、自然解凍20分近くかかった氷がこのボードの上だと1分30秒で溶けてしまいます。ラップを外して使うとより早いですよ。電気も不要なので場所も選びませんし、非常に便利です。
食器洗浄機
皿洗いっていつまで経ってもなかなか終わらないですよね。とくに、お店のホールが忙しくてピークの時間帯になると洗い物がどんどん厨房の中で溜まっていってしまいます。シンクの中が食器でいっぱいになってしまうと作業効率も悪くなるし、お皿の数が足りなくなってしまうことで回転率が落ちてしまうこともあります。
そこで導入したいのが食洗器です。食洗器を選ぶ時は、水道、電気代、大きさなどを考慮して選ぶようにして下さい。お店にピッタリのものを選ぶことで作業効率がアップすることはもちろん、すすぎ量をカットしてくれる機能性の高い食洗器もあるのであったら便利なことこの上なしです。
BK ノンウェットピッチャー
ウォーターピッチャーとはテーブルの上に置いてあるお水の入ったポットのことです。これに水さえ入れてテーブルに置いておけば、お客さんが自分の好きなタイミングでお水をつぐことができるのでとても便利ですよね。
ただ、このウォーターピッチャー冷たい氷を入れた水を入れておくと表面に水滴ができてしまって手やテーブルが濡れてしまいます。そうなると、こまめに水滴を拭いたり、ポットの下に布を置くなど対策を取らなければなりません。
そんな時におすすめなのがこのノンウェットピッチャー。容器が二重構造になっているので手やテーブルが濡れないんですよ。お手入れの手間が減るのでとっても便利です。
野菜カッター・千切り器
仕込みの時に野菜を切っていくことは多いと思います。キャベツを千切りしたり、玉ねぎをスライスしたり、とくに玉ねぎのスライスやみじん切りは涙もでてきてきついですよね。しかも、料理の内容によっては大量に毎日カットしなければならない野菜もあるかもしれません。
そこで、おすすめなのが野菜カッターです。新鮮な野菜を大量にカットできるため作業効率が格段に上がります。ただし、毎日使うものなので丈夫で壊れにくく、メンテナンスがしやすいものを選ぶようにしましょう。
フードプロセッサー
たくさんの食材をみじん切りにしたり、こねたり、混ぜたり…この作業って結構大変ですよね。しかも、大量に作るとなるとかなり根気のいる作業になります。そこで、おすすめなのがフードプロセッサー。食材の風味を損なうことなく下ごしらえをすることができます。
フードプロセッサーは、刻む、つぶす、混ぜる、こねる機能を持っているためかなり重宝すること間違いなしです。選ぶ時はどんな機能があるのか、メンテナンスのしやすさも重要になってきます。
仕込みに時間がかかるお店やスタッフ不足に悩んでいる人は是非取り入れてみると良いですよ。
製氷機 クリーナー
お冷を出す時、氷を入れて出す店舗は多いと思います。お店によって氷の作り方は違いますが、ときには製氷機そのものを掃除しないといけないですよね。「お水を入れているだけだから大丈夫でしょ!」と思っている人もいるかもしれませんが、やはり臭いがだんだん気になってきたり、ちょっと衛生的にどうなのかな?って、思うことはあります。
そこでおすすめなのが製氷機クリーナー。給水タンクに入れるだけでOKなのでとっても簡単です。製氷機クリーナーの液体には色が付いているので出来上がってくる氷には掃除をしている間は色がついてきます。
この色が無くなった氷が出てきた時点でお掃除は終了です。終わったら、給水タンクと氷の受け皿をしっかり洗っていつも通り氷を作っていきましょう。
おしぼり蒸し器
飲食店では最初におしぼりが出てくるお店が多いですが、袋に入ったテイクアウトでもらうようなおしぼりもあれば、しっかりとした布のおしぼりが出てくるお店もあります。夏場は冷蔵庫に入れておいてキンキンに冷えたおしぼりが出てくると気持ちいいですよね。
しかし、冬場に常温のおしぼりが出てくると…さみしい気分になりますよね。そんな時に使いたいのがおしぼり蒸し器。いつでも温かいおしぼりをお客さんに提供することができます。コンパクトタイプのものも多いので場所も取りません。縦開きと横開きと選べるものが多いので置く場所に合わせて選ぶと良いですよ。
真空パック機
たくさん料理を作っているとどうしても食材が待ってしまったり、作りすぎて残ってしまうこともありますよね。しかし、それを保存するとなると空気が一切入らないようにしっかり密封して酸化しないように気を付けないといけません。
そこで、おすすめなのが真空パック機です。真空パック機を使えば、しっかり密封してくれるので保存には最適です。また、汁物でも密封することができるのでおかずの作り置きにも便利ですよ。また、湿気やすい乾物食品の保存にも便利です。
スープジャー
和食料理屋なんかでは必ず汁物を作りますよね。しかし、たくさん作っても大きなお鍋をずっとガスコンロの置いておくのも邪魔だし、お客さんに出す時はもう一回火入れをして…という手間を考えると結構大変です。
そこで、おすすめなのがスープジャーです。大きさも20~30人分ぐらいのものもあれば、もっとたくさんのストックを入れておけるタイプもあります。適温で保温してくれるし、保温設定も段階があるので好みの温度設定が可能です。
何より、スープをつぐだけでお客さんに提供できるという点が良いですよね。和食に汁物はつきものなので、スープジャーと購入しておくと時短につながること間違いなしです。
まとめ
以上が、和食料理店の生産性をアップさせる機器の一例となります。既に導入しているものもあれば、まだ導入していないものもあるでしょう。「うちには必要ないかな…」と思わず、物は試しで一度導入してみることをお勧めします。
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