宅麺て知ってる?全国の人に知ってもらうチャンスを見逃すな!

飲食店

宅麺で頼んだラーメン

行列のできる人気店のラーメンを、自宅に居ながらにして食べられる「宅麺」。一般的な通販ラーメンと違い、厳選された店舗の本格的な味を楽しめるとして話題になり、利用客が急増しています。

インターネット時代ならではのビジネススタイルは、今後ますます市場の拡大が予想されます。実際、宅麺の通販サイトに加盟するラーメン店も増えています。

そこで今回は、宅麺のメリット・デメリットや加盟のしかたなどについてご紹介します。

宅麺とは

インスタントラーメン作り

宅麺とは、全国各地のラーメン店の中から選び抜いた商品を、自宅や職場などに届ける通販サイト「宅麺.com」のことです。特長は、麺とスープ・具材を冷凍して風味を閉じ込めることで、お店で食べるときと同じ味わいを楽しんでもらえる点です。

一般的な通販ラーメンは、スープは濃縮したものか粉末タイプ、チャーシューやネギなどの具は乾燥したものであることが多いため、有名店のラーメンとうたっていても、どうしても風味が落ちてしまいます。それに対し、宅麺の場合は下記のような工夫が施されているため、その店の味が損なわれるということがありません。

  • 調理場で作ったスープを濃縮せずにストレートの状態で冷凍する
  • 麺と肉などの具材は冷凍しても風味が変わらないものを使用している
  • 安定した品質を保持し、継続的に提供できる店舗の商品でなければ取り扱わない

このような徹底した管理のもと、商品はパッケージにして宅麺の冷凍倉庫で保管し、注文に応じて利用客のもとへ配送される仕組みになっています。

「宅麺.com」を運営するグルメイノベーション株式会社(東京都渋谷区 代表取締役 井上琢磨氏)では、ラーメンを出品する店舗をパートナー店と呼び、1軒1軒、味を確認しながらパートナー店を増やしてきたといいます。

現在は、東池袋大勝軒本店、二郎インスパイア系、横浜家系、中華蕎麦とみ田(千葉)、琴平荘(山形)など、全国の有名ラーメン店と提携し、つけ麺、醤油・味噌・塩・豚骨ラーメン、スープなし麺など100種類以上の商品を取り扱っています。

利用客(一般会員)は10万人にのぼり、スマートフォン対応のアプリをリリースしたこともあって、年々会員数が増加しています。宅麺用の冷凍倉庫は最大5,000食の保存が可能で、多いときは1日1,000食以上がクール便で発送されています。

「宅麺.com」は通販専門で実店舗を持ちませんが、2014年11月4日にラーメン人気の高いシンガポールに「TAKUMEN」1号店をオープン、翌5日に「TAKUMEN2nd」を相次いで出店しました。それらの店舗では、横浜家系の「作田家」、二郎系の「ちばから」、勝浦タンタン麺の「ビンギリ」、味噌ラーメンの「ど・みそ」、鶏白湯の「らぁめん元」、久留米とんこつの「本田商店」の6店舗の味を中心として営業を行っています。

今後はシンガポールだけでなくマレーシア、ベトナム、タイ、中国にも展開していく予定とのこと。それは、国内の個人経営のラーメン店が海外出店をしやすいようにバックアップし、世界一のラーメンカンパニーを築くことを目指しているからだといいます。

宅麺に加盟するメリット・デメリット

おいしくラーメンを食べる女性

では、「宅麺.com」のパートナー店として加盟する場合、どのようなメリット・デメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

加盟するメリット

1.自分のお店で作ったものを遠く離れた地域の人や、外出がままならない高齢者、子育て中の女性などにも自宅で気軽に食べてもらえるため、人の役に立つとともに収益アップにもつながります。また、法人向けに「オフィスde宅麺」も行っています。「オフィスde宅麺」は経費(福利厚生)扱いになるので、社員は人気ラーメン店の行列に並ぶことなく、無料か一部負担でラーメンを食べられるとあって好評を得ています。

2.商品は「買い取り制」のため、売れ残ったとしても出品したお店側は損をしないシステムになっています。

3.店舗のアイドルタイム(午後2時~5時ごろまでの客数の少ない時間帯)に、生麺、具材、スープをパックに入れ、冷凍して宅麺の倉庫へ送ればいいので、特別な手間と人件費をかける必要がありません。また、その日に使い切れなかったスープや具材もすぐに商品化することで食品ロスを減らすことができます。

ヒマな時間帯でも人件費や家賃などの経費はかかるわけですから、その時間を有効活用することで経費の一部を賄うことが可能になります。

4.販路拡大のために自分でネットショップを立ち上げる場合、サーバーとの契約からサイトデザイン、受注管理、入金確認、在庫管理、梱包・発送、顧客管理、帳簿作成など、煩雑な業務をこなさなければなりません。その点、「宅麺.com」に加盟すれば一連の業務を代行してもらえます。

5.海外でラーメン店を開きたいというときは、前述したように「宅麺.com」のバックアップを受けることができれば、低リスクで出店が可能になります。現在シンガポールに出店しているラーメン店の場合、初期投資は宅麺側が負担し、スープも宅麺側ですべて買い上げ、1杯あたりのマージンをバックするという契約になっています。

加盟することのデメリット

1.冷凍しても風味が変わらない具材に制限されるため、使いたい具材を使えないことがあります。

2.店舗と同じ味を継続して提供するのは、さまざまな事情で難しくなる場合もあります。

3.「宅麺.com」の倉庫に送るまで保管しておく冷凍庫が必要です。また、倉庫までの送料がかかる分、コストが高くなります。

4.インターネットの口コミでマイナスの評価が拡散された場合は、宅麺だけでなく店舗の評判も落としてしまうリスクを伴います。

「宅麺.com」に加盟する方法は?

お盆を持ったラーメン職人の女性

「宅麺.com」では随時、パートナー店の募集を行っています。応募要件はとくにありませんが、ほかのパートナー店と商品がバッティングしてしまうのを避けるため、「宅麺.com」の担当者が試食を行ったうえで決定することになっています。

出品する量はお店の規模や人気・売れ行きによっても異なってきます。そうした具体的な条件については、個別に相談して決めていくことになります。「宅麺.com」への加盟を考える場合は、まず下記のフォームから申し込んでみてください。

まとめ

自宅で有名店のラーメンを食べる二人

いかがでしょうか?

現在、国内にはラーメン店が35,000~40,000店舗あり、そのうちの70~80%が個人経営のラーメン店であるとされます。餃子や牛丼などの業種に比べて大手チェーン店のシェアが低い分、ラーメンは新規参入しやすい業種といえます。しかし、それは同時に競合店が多いことも意味します。競合の多い非常に厳しい状況を勝ち抜いていくためにも、店舗営業だけにとどまらず、通販サイトの活用も戦略の1つとして検討してみることをおすすめします。

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