ラーメン屋の立地の考え方とおすすめの立地条件とは?

開業・経営

ラーメン屋の看板

飲食店を経営する上で立地は非常に重要な要素です。たとえば学生街に高級料理店を出店するのはベターではありません。想定する客層と、近隣を行き来する人々の層がかみ合っていない場合、思ったような売上を達成できないことも多いのです。また、ベストな立地条件は店で扱う料理やコンセプトによっても異なります。では、ラーメン店にはどのような立地が適していると言えるのでしょうか?

今回はラーメン屋の立地を考える上で抑えておくべきポイントをご紹介します。

ラーメン屋開業の立地の考え方

ラーメン屋の外観

飲食店を開業しようと思った時、多くのオーナーは「繁華街」「駅近」といった条件を望むと思います。しかし、そういった立地は他店からも人気があり、相場も高いもの。無理をして高い立地に決めたために、資金繰りに苦しむオーナーも少なくありません。

開業する店舗のコンセプトやターゲットが明確であれば、必ずしもそれらの条件を重視する必要はないのです。まずはラーメン店の立地を決める際、考えておくべき点をまとめていきます。

ラーメン店のメインターゲットとは?

一般的にラーメン店というと、男子学生やサラリーマンが利用するというイメージが強いかと思います。しかし、一口にラーメンといっても今は様々な種類があるので、店で扱うラーメンがどういった層にアプローチ可能なのかを考えていかなければなりません。

たとえばこってりとした味が特徴のラーメンであれば、先であげたような若い男性がメインターゲットになるでしょう。反対に、体に優しいあっさりとしたスープや、ベジポタ系のラーメンなどは女性もターゲットに入ってきます。

また、店の雰囲気によっても客層は大きく異なります。まるでカフェのような店内なら若い女性も抵抗なく入れますので、女性同士のランチやデートに使われる可能性もぐっと上がりますよね。さらに、カウンター席だけでなく広いテーブル席が用意された店なら、家族連れもターゲットになり得ます。

このように、同じラーメン店でもコンセプトによってターゲットは異なり、ベストな立地も異なっていきます。まずは自店のコンセプトやターゲットを明確にすることが大切です。

競合店の位置を確認する

仮にベストな立地を確保できそうでも、近隣に有名なラーメン店があると集客は難しくなってしまいます。とはいえ集客しやすい立地は競合店が集まりやすいので、完璧に避けるのは大変です。まずはその土地で1番人気のあるラーメン店を調べ、少なくともその店の近くは外すようにしましょう。

所謂「激戦区」と呼ばれる土地では新規参入が難しいとされていますが、ラーメン通が集まる場所は口コミでの評価が広がりやすいというメリットもあります。しかし、コンセプトが完全に被ってしまう他店が既にある場合は、できるだけ避けるのが無難でしょう。

たとえば同じ家系ラーメンでも、おしゃれな店内をうりにしていたり、巨大な自家製チャーシューが自慢など、他店との差別化が可能であれば問題ありません。

ラーメン屋に人気の立地とは

繁華街イメージ

つづいては、ラーメン店に人気の立地を見ていきましょう。自分が出店する際の参考にするのはもちろん、他店との競合をできるだけ避けたり、費用を抑えるヒントにもなります。

繁華街

昼夜問わず多くの人が集まる繁華街は、どの飲食店にも人気の立地です。繁華街はショッピングスポットやレジャースポットも多いので、ふらりと店に立ち寄ってもらえる可能性が高くなりますよね。反対に、競合を避けるためあまりに人通りが少ない場所を選ぶと、店前を通りかかる人が減るので集客率が下がってしまいます。

一方、繁華街への出店はそれだけ費用が高くなってしまいます。そのため、その土地1番の繁華街を避け、2番3番あたりを狙うのも手です。

学生街またはオフィス街、工業地域

ラーメンは比較的単価を低く抑えられるので、学生からの人気が高い食べ物です。また、提供までの時間が短く済むので、昼休みにさっと食べられることから、働く人々からも支持されています。そのためオフィスや工場が多い地域にも出店が相次ぎます。

飲み屋街

ラーメン店は「お酒のシメ」として利用されることが多いので、飲み屋街への出店も多く見られます。シメとしてはこってりとした味が好まれる傾向にあるので、家系ラーメンをはじめとした豚骨系ラーメンを扱う店に有利な立地です。

駅前、駅チカ

駅付近は人が集まりやすく、仕事や学校への行きかえりに食事をしていく人も多いのが特徴です。また、駅の近くにあると視認性が上がるので、新規店にも可能性が生まれやすいというメリットがあります。

路面店

路面店とは通りに面した店舗のことで、視認性が高く、通りから直接入店できることから新規のお客様を呼び込みやすいというメリットがあります。しかし、路面店は人気があるので費用が高くなりがち。同じビル内のテナントでも、路面店と上階では費用がまるで違うということも少なくありません。

ラーメン屋の立地を選ぶポイント

ラーメンを食べる男性

最後に、ラーメン店の立地を選ぶポイントをまとめていきたいと思います。これから出店を考えているオーナーはぜひ参考にしてみて下さい。

ターゲット層が多く行き来している

まずはターゲットとなる層が多い立地を選ぶことが肝心です。料金設定やコンセプト、味などからターゲットを明確に絞り込みましょう。

人通り(車通り)が多い

人目につく立地はとにかく有利に働いてくれます。夜でも人が多い場所を選ぶことで、集客率を大幅にアップできます。

居酒屋が近くにある

居酒屋が近くにあれば、お酒のシメとして利用してもらえる可能性がぐっと上がります。できれば居酒屋から駅に戻るまでの通り道に出店するのがベストです。

できれば1階~2階の店舗

雑居ビルに出店する場合、できるだけ1階~2階の目につきやすいテナントを選びましょう。路面店であれば視認性が高く、集客率も格段に上がることが見込まれます。

まとめ

ラーメンセット

いかがでしょうか?

ラーメン店の立地を決める際は、まずターゲット層を明確に絞り込むことが大切です。その上でターゲット層が多く集まる場所を選び、できるだけ条件に当てはまる物件を選び出しましょう。ラーメン店は競合も多くなりがちですが、店の個性を生かせるような立地を選べば、集客率を跳ね上げることも可能です。必ずしも繁華街や駅近が良いとは限りませんので、自店を盛り上げるのにベストな立地を探っていきましょう。

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