ラーメンの種類はどれがおすすめ?それぞれの特徴と魅力を知ろう

飲食店

ラーメンを持つ人

もはや日本の国民食とも言えるラーメンは、老若男女問わず人気のメニュー。ラーメン専門店以外にも、定食屋や居酒屋、カフェでもラーメンを取り入れるお店が増えてきています。普段何気なく食しているラーメンですが、ラーメンの起源やスープによる違いを明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか?

ラーメンの奥深さを知ることは、メニューを考案する上できっと役に立つはずです。そこで今回は、ラーメンの起源や種類を詳しく掘り下げていきたいと思います。

そもそもラーメンとは?

ラーメンを食べる男性

ラーメンと聞いて、なんとなく「中国発祥の食べ物」というイメージは浮かんでも、それ以上は知らないという方が大半ではないでしょうか。これ程普及しているメニューなのに、「そもそもラーメンとはどんなものなのか?」ということは意外と知られていません。

たとえば、ラーメンと中華そばの違いを説明できる日本人はそれほど多くありません。実はラーメンと中華そばは時代による呼び名の違いに過ぎず、元来同じもの。中国から日本に中華風のあたたかい麺料理が入ってきた時、日本風そばと区別するために中華そばと呼ばれていたものが、昭和33年ごろ「チキンラーメン」の人気とともにラーメンという呼称が一般的になっていったのです。

そんなわけで中国から伝来したラーメンですが、現代日本におけるラーメンは多様化しすぎて明確な定義などないように思えますよね。しかし調べていくと、ラーメンと呼ばれるためには「麺」にある原材料を練り込まなければいけないことが分かりました。それが、アルカリ性の塩水である「灌水(かんすい)」です。

いくらスープに麺を浮かばせチャーシューや味玉をのせて、見た目が完全にラーメンでも、麺に灌水が使われていないものは厳密にはラーメンとは呼べないようなのです。そばやうどんと同様に、ラーメンとは麺そのものを指す言葉ということで良さそうですね。

スープによるラーメンの違い

醤油ラーメン

上記のようにラーメンのラーメンたる所以は麺にありますが、味に関してはスープの違いで区別されることがほとんどです。地域によって多少の違いはあると思いますが、主に以下の5種類のスープが普及しています。

醤油ラーメン

昔ながらのラーメンといえばこれ。素朴でシンプルな味わいが特徴で、素材の味が感じられます。醤油ベースのラーメンは和食との親和性が高く、取り入れるお店も増えてきています。上にのせる具材も比較的シンプルなものの採用率が高く、素材にこだわっているお店が多い印象です。

味噌ラーメン

味噌ラーメンは北海道では最もポピュラーな味とされています。とんこつに次いでこってりとしたスープは、若者受けも抜群。バターやコーンをプラスすることで甘み出るので、小さなお子さんにも人気があります。

塩ラーメン

さっぱりとした塩ラーメンは女性人気が高く、シメのラーメンにもぴったりです。よりあっさりとした味を追求したタイプと、バターなどでこってり感をプラスしたものが見受けられます。ベースが塩味なので海鮮系との相性も良いのが特徴です。あさりなどといった魚介出汁と組み合わせた塩ラーメンも増えていますね。

とんこつラーメン

近年最も勢いのあるラーメンといえば、「とんこつ味」ではないでしょうか。コクがありパンチのきいたスープは若者や男性からの人気が高く、繁盛店になると「週に1度は通っている」というお客様も少なくありません。繁華街では複数のラーメン店がしのぎを削っている光景も珍しくありませんが、そのほとんどがとんこつラーメンをメインに据えています。家系ラーメンに代表されるとんこつ醤油や、塩とんこつなど、従来の味との組み合わせで独自の進化を遂げたものも見受けられます。

鶏白湯(とりぱいたん)ラーメン

鶏白湯ラーメンとは、鶏ガラなどでだしをとった白濁スープのラーメンです。とろっと濃厚にもか関わらず、後味がすっきりしていて好きな人も多いのではないでしょうか。相性のいい鶏チャーシューや卵をトッピングしている店舗も多く、ヘルシーだけど満足いくラーメンとして人気を集めています。

エリアによるラーメンの違い

博多ラーメン

日本には各地で独自の進化を遂げたラーメンがたくさんあります。たとえば同じ北海道でも、「札幌ラーメン」「旭川ラーメン」「函館ラーメン」は、ベースとなるスープからまったく異なるラーメンです。こうした違いは地域の特色が反映されていることも多いので、エリアごとの「好まれる味」を知るには重要な手がかりとなります。

代表的なご当地ラーメンをいくつか紹介していきましょう。

札幌ラーメン

ラーメン激戦区である北海道の代表的なラーメンが札幌ラーメンです。ラードを使った濃厚な味噌スープで、太麺を使ったものが多くみられます。コーンやバターが入ったものをイメージする方も多いと思いますが、観光地以外はトッピングとして楽しまれている程度のようです。

函館ラーメン

北海道のもう1つの代表各と言えば函館ラーメン。透明でとっても美しい塩ラーメンです。すっきりしている中にも味わいがあり、最後まで飽きずに食べることができます。相性のよいストレートタイプの麺が使われることが多いです。

喜多方ラーメン

喜多方ラーメンは福島県のご当地ラーメンで、日本三大ラーメンに数えられています。魚介系醤油スープに太麺、チャーシューの存在感がとりわけ大きいものが多く見られます。

八王子ラーメン

八王子ラーメンの1番の特徴は刻んだタマネギのトッピング。醤油味のスープにシャキシャキのタマネギをのせ、麺と一緒にすするのがお約束です。麺は中細のものが多く、タマネギとよく絡みます。

サンマーメン

神奈川県のご当地ラーメンであるサンマーメンは、所謂あんかけラーメンです。醤油または塩味のスープに、具沢山のあんをかけるのが特徴です。

横浜家系ラーメン

横浜の「吉村家」を起源に、全国各地にのれん分けしていった横浜家系ラーメン。繁華街には必ずといって良い程店舗を構えていると思います。主な特徴は豚骨醤油のスープに太麺、チャーシューにホウレンソウ、ノリのトッピングです。また、シメとしてスープを浸したノリをご飯にのせて食べるという習慣も根付いています。

博多ラーメン

とんこつラーメン発祥の地である博多のラーメンは、とんこつベースのスープに極細麺を合わせ、ネギとチャーシューだけのシンプルなトッピングのものが多い他、キクラゲやもやしが加わることもあります。そこに卓上にある紅ショウガやゴマ、高菜といったトッピングをプラスして、自分好みにできるのも特徴です。

他にもこんなラーメンがある!

辛いラーメン

この他にも、ラーメン文化は実に多様な広がりを見せています。たとえば下記のようなラーメンは定番ではないものの、一定の市民権を得ていると言って良いでしょう。

トマトラーメン

トマト系スープパスタのような見た目で、味もどちらかと言えば洋風ですが、意外にも中華麺とマッチします。濃厚かつさっぱりとしたスープは、一度食べたらやみつきになる味わい。真っ赤なスープもインパクト大です。

冷やしラーメン

醤油ベースの冷たいスープに、よく冷やした麺をいれた冷やしラーメン。麺が最初からスープに入っていたり、スープに酸味はなかったりと、つけ麺とも冷やし中華とも違う夏向きのラーメンです。

ベジポタ系ラーメン

ベジポタ系とはベジタブル(野菜)ポタージュのことで、じゃがいもやブロッコリーといった野菜のポタージュに中華麺をいれたラーメンのことです。まったりとした味わいで女性人気が高く、シメにはチーズを振りかけてリゾットにする場合もあります。

まとめ

美味しいラーメン

いかがでしょうか?

中国から伝来した中華麺は昭和33年ごろに「ラーメン」という名称が定着し、時代や地域ごとに様々な広がりを見せています。ラーメンの定義は事実上麺の種類のみなので、スープもトッピングも自由自在!まだまだ新しいラーメンが生まれる余地は十分にあります。ぜひ本記事を参考に、オリジナリティ溢れるラーメンを考案してみて下さい。

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