若者やサラリーマン、最近では女性にいたるまで、幅広い客層の集客が見込めるラーメン店。ラーメンは集客力が高いだけあって、日本中でたくさんのラーメン店が出店されています。そのような中、日本にはある地域に無数のラーメン店が出店している激戦区と呼ばれる場所があります。では、日本のラーメン激戦区はどこにあるのでしょうか。また、ラーメン激戦区にラーメン店を出店するとしたら、どのような戦略を練れば良いのでしょうか。
そこで今回は、ラーメン店の激戦区についてご紹介いたします。
ラーメン店の激戦区はどこ?
日本全国には、ラーメン屋の激戦区が数多く存在し、都内だけで見ても20か所ほどあるとされます。日本に数あるラーメン激戦区ですが、日本有数と称されるほどの、言うなれば「激戦区の中の激戦区」は日本にあるのでしょうか。そのようなものはないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、激戦区の中の激戦区は、日本に少なからず存在します。
茨城県のつくば市
茨城県つくば市には、様々な個性的なラーメン店が出店しております。最近では、「つくばラーメンフェスタ」というイベントまで開催されたほど、ラーメン激戦区とされます。つくば市には、立地条件の良し悪しなど関係ないと言わんばかりに、行列のできる人気店が数多くあります。
千葉県松戸市
千葉県松戸市は、ラーメン通がこぞって通う激戦区として有名です。松戸駅から少し離れた県道281号線沿いは松戸ラーメン街道」と呼ばれ、有名ラーメン店がひしめきあっています。
東京都豊島区にある巣鴨
お年寄りの原宿とも呼ばれる巣鴨は、狭い範囲に無数のラーメン店が出店しているラーメン激戦区でもあります。巣鴨には、ミシュランで星を獲得したラーメン店もあります。
上記でご紹介した場所は、ラーメン激戦区と呼ばれる箇所のほんの一部でしかありません。日本全国で見ると、ラーメン激戦区は数十か所にも及びます。今回は割愛いたしましたが、日本全国には相当な数の激戦区が存在するということを覚えておきましょう。
激戦区となる理由
日本に数多くある激戦区ですが、そもそもなぜ激戦区となっているのでしょうか?
その理由のひとつとしてあげられるのが、ラーメン激戦区となる場所の多くは、ある程度の客数を見込める場所であるということです。激戦区の周辺は電車や車でのアクセスが良く、買い物や観光などを目的として、多くの人に利用される場所が激戦区となるのでしょう。飲食店においては客数が命となりますので、激戦区の条件には場所という要素が重要となります。
また、激戦区には著名なラーメン屋が多いため、そのラーメン店を目当てに激戦区に足を運ぶ人がいます。そうして足を運んだお客様を狙った新店がオープンしているという理由もあります。これは、ラーメン屋がたくさん立ち並ぶ場所には、必然的にラーメンが食べたい人が集まるという心理的な要素を狙ったものです。ラーメン店を出店したいと考えている人はそうした集客力を狙い、また新しいお店ができることになります。このように、連鎖的にラーメン店が出店していき、結果として激戦区がひろがっていくということもあるのです。
とにもかくにも、激戦区が激戦区である理由は「集客のいい土地だから」ということが挙げられるでしょう。
激戦区に出店するべきか?
ラーメン店の出店を考える際、ラーメン激戦区に出店すべきなのでしょうか?
激戦区に出店するメリット
前述したとおり、激戦区は必ずと言っていいほど集客が見込めます。なぜなら、ラーメン店が多いところには、ラーメン好きが集まる確率が高いからです。ラーメン激戦区に出店したラーメン店は、それだけで多くのラーメンを食べたいというニーズを満たすことができるのです。
また、激戦区に出店することで、宣伝の効果もあります。たとえば、激戦区にある他のラーメン屋に訪れたお客様が、お店の看板を見て「お、新しくできた店か。今度食べてみようかな」となる場合があります。お客様にこのように思って頂けるということは、それだけで集客に繋がる可能性があるのです。つまり、激戦区に出店して営業しているだけで、それだけで宣伝になります。
激戦区にラーメン店を出店するということは、周りに同業店が多くあることを意味します。よって、激戦区に出店すればラーメンを食べたいというニーズを持つ人々に対する宣伝費も節約できて、集客も見込めるでしょう。
激戦区に出店するデメリット
激戦区に出店すれば、開店時は一定の集客が見込めるでしょう。しかし、激戦区は他にもたくさんのラーメン屋が出店しています。そのため、一度まずいと思ったら、再度足を運んでくれることはないでしょう。
つまり、開業時に来店されたお客様を納得させられなければ、お客様はどんどんいなくなるでしょう。その結果、お店は閉店に追い込まれてしまうなんてことも考えられるのです。
激戦区以外への出店は?
では、激戦区以外にラーメン店を出店するのはどうなのでしょうか。激戦区ではないためライバル店が少ないということは、他のお店にお客様を取られる心配がないというメリットがあります。
ただし、激戦区ではないということは、ラーメンに対する需要がない場合も考えられます。誰もラーメンを食べない町にラーメン店を出店したとしても、そもそもラーメンに対するニーズがないためお店への来店に繋がりません。ライバル店がいない地域への出店を考える場合は、ラーメンに対する需要があるかどうかを、出店前にきちんとリサーチすることが重要です。
激戦区での勝負の秘訣とは
あらゆるメリット・デメリットを考慮にいれた結果、ラーメン店を激戦区に出店すると決めた場合、繁盛店にするためにはどういう対策をしたらよいのでしょうか。そもそも、激戦区で生き抜いていける、勝負の秘訣なんてものはあるのでしょうか。
激戦区で生き抜いていくために必ずやらないといけないことは、すでにあるお店との差別化を図ることです。出店を考える激戦区にすでにあるようなお店では、絶対に勝負していけません。
なぜなら、すでに出店しているお店の方が、その土地での「実績」があるからです。激戦区で何年も戦い続けてきた、その実績こそが一番の「おいしさの保障」となるのです。
対して激戦区に新規出店するラーメン店は、いわばその土地に新しく入ってきた新参者です。注目度は高いですが、実績はひとつもありません。そのため、これから何年もかけて実績を築いていかなければならないのです。そこで、何年も実績を積み上げるために必要なのが、他店との差別化です。
では、差別化とは具体的にどのようなものがあるでしょうか。
- 他店より価格を安くする
- あえて高い値段で提供して、その分良質な食材を使って味で勝負する
- キャンペーンやイベントを高頻度で開催して、そこからの集客を狙う
このように、少し考えるだけでもたくさんの案が出てくるでしょう。思いつく限りの案から、何で勝負していくラーメン店にするのかを考え、選んでいくようにしましょう。もちろん、ラーメンそのものの味、値段、見た目、スピード、居心地、清潔感……勝負できるジャンルはいくつもあります。
何よりも大切なことは、実際に出店を考えている激戦区に出向き、どのようなラーメン店があるのか、また、何を売りにしているラーメン店なのかを自分の目で、舌で確かめることです。そうすれば、その土地ならではニーズを理解できることはもちろん、新しいジャンルを開拓することができるかもしれません。
どの激戦区に出店する場合にも言えることですが、激戦区に古くから出店しているラーメン屋に負けないような、唯一無二の「売り」を生み出すことが大切といえるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか?
この記事では、日本におけるラーメン激戦区の場所から激戦区に出店する場合のメリット・デメリットについてまとめていきました。日本にはラーメンの激戦区が本当にたくさんあり、まさにラーメン大国と言えます。激戦区で勝負し繁盛店になるということは、ラーメン店を出店するときの大きなモチベーションとなるのではないでしょうか。
激戦区で人気のラーメン店になるというモチベーションを実現するためにも、出店前にはリサーチをしっかりして、他店に負けない長所を磨いていってください!
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