
日本酒ブームの再来によって、焼酎派のお客様も日本酒に鞍替えをするなど、日本酒が再度脚光を浴び始めています。日本酒ブームは、日本酒が知れば知る程奥の深い、日本が誇る伝統のお酒だということを再認識させました。日本酒ブームに乗じて、各飲食店ではフルーティーな日本酒からスパークリング日本酒など、日本酒メニューのバリエーションを増やしています。日本酒のバリエーション増加は、日本酒に抵抗のあった女性客をも取り込み、今では日本酒をワインやカクテル感覚で楽しめる人が増えました。
そこで今回は、そんな人気の日本酒を、よりおいしくみせるための日本酒グラスについてご紹介します。この記事を参考に、ぜひともご自身のお店に合った日本酒グラス選びをする際の参考にしてみてください。
日本酒グラスにこだわる理由
多くの方から愛される日本酒を、店舗でお客様に提供する際は、メニューのバリエーションと同様に重要な要素があります。その要素とは、「日本酒のグラス」です。日本酒といえば、呑ん兵衛のおじさんが、一升瓶片手に昔ながらのシンプルな透明のグラスに並々に継いで一気呑み……というイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。しかし、今の日本酒はもっと洗練されたものになっているのです。
日本酒は大変繊細なアルコールですから、提供する器やグラスにより味が変わります。そのため、日本酒にかなり詳しい「日本酒通」のお客様も、今ではかなり多く見受けられます。こうしたことから、日本酒を提供する店舗側としては、最低限日本酒そのものの味を落とさないような器、グラスを用いてお客様に提供する事を心掛けたいものです。では、どのようなグラスで日本酒をお客様に提供するのが良いのでしょうか。
日本酒グラスの特徴
日本酒はグラスの形や大きさによってその表情、味わいを変化させます。そんな日本酒のグラス(酒器)選びの基準について、まずは見ていきましょう。
グラスの容量・大きさ
日本酒は温度によっても味わいが変わるお酒です。そのため、とくに冷たい日本酒を飲む際は、できるだけ小さめですぐに飲みきれる、温度変化のすくないものを選ぶのが基本です。なぜなら、日本酒が温かくなってしまえば、冷酒の持つ味わいが変化してしまうためです。また、日本酒一杯に注ぐ量は一合(180ml)というお店が多くみられます。たとえ一合以上グラスに注いだ場合でも、日本酒の量にあわせて値段設定をすれば問題はないので、大きさは店舗のスタイルにあった容量のグラスを選びましょう。
グラスの口径の広さ
グラスの口径は、日本酒の香りを確かめるのに重要です。口径が広いということは、注がれた日本酒が空気に触れる面積も大きくなります。これによって、日本酒はその香りをしっかりと発散させることができ、よりその日本酒が持つ深い香りを楽しむことができるといえるでしょう。逆に、口径が狭ければ揮発量が減るため、鼻に近づけた時の香りをより一層楽しめます。以上を踏まえ、提供する日本酒の特徴により使い分けるのがおすすめです。
グラスの形
日本酒を注ぐグラスの形です。日本酒のグラスはその形を見ているだけでも楽しいですが、日本酒のグラスには、主に香りを優先させるか、味わいを優先させるかによって選ぶ形状が変化します。香りを優先させたい場合には、口が上に広がっているタイプのグラスを選びましょう。口径が狭く下が広いグラスの場合は、酒の香りを抑え、重厚感ある芳醇な味わいを引き立ててくれるでしょう。
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日本酒のグラスが持つ特徴について、おわかりいただけたと思います。しかし、日本酒の銘柄やその特徴ごとに、グラスをひとつひとつ変えて提供することは、日本酒専門のバーなどで無い限りは、店舗運営の事を考えると現実的ではない部分もあります。
そこで、店舗運営を考慮に入れる前提で、ある程度の本格テイストを織り交ぜ、他のお酒にも転用が可能なデザインのグラスをいくつかご紹介いたします。
- フルートシャンパングラス
背の低いタイプのシャンパングラスですが、日本酒にも使用できるグラスです。洋食・和食どちらでも転用が可能なため、日本酒以外でもシャンパン、シェリーなどに使ってもよいでしょう。日本酒で使う場合は、味の強い純米酒からフルーティーな吟醸酒、スパークリングタイプまで万能に使えます。 - 吟醸酒向けグラス
キリっとした吟醸酒に相性ぴったりです。香りと口当たりが楽しみやすいサイズといえます。 - 本格純米酒向けグラス
温度変化により味が変化しやすい純米酒向きのグラスです。こだわりの職人がカッティングし、フォルムがころんとして飲みやすいサイズとなっています。ただしグラスの値段も高いため、一押しの日本酒だけで使用するなどするといいかもしれません。
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他店と差別化でき、お客様の目をも楽しませる「ちょっと変わりダネ」の日本酒グラスを集めてみました。
- うすはりグラスセット
まるでワインのデキャンタのような徳利です。日本酒に適した「うすはり」を徳利に移し、注ぎたての風味で日本酒を提供できます。 - しずる冷酒セット
流行の「溢れるぐらいに注いで提供するスタイル」が実現できる器です。お皿とのセットによって、女性客からも人気を博することができるかもしれません。冷酒用ですが、若干ぬるめの常温でも対応できます。 - 利き酒おちょこ3個セット
そらマメをモチーフにした、ころんとした可愛いデザインの日本酒グラスです。3種の利き酒飲み比べ用やテイスティング用としても使えますし、つまみ皿としても何かと転用ができる優れモノのおちょこセットです。
まとめ
いかがでしょうか?
日本酒は注ぐグラス次第で大きく味が変わります。「器も味のひとつ」と考えて、お客様に素敵な日本酒タイムを提供していきましょう。
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