日本酒イベントを開催してお店のPRを!イベント開催のコツを紹介

飲食店

柄杓で日本酒をそそぐ

日本酒といえば、「古くさい」「飲みにくい」という理由で、女性や若い人にはあまり親しみのないお酒でした。しかしここ数年の日本酒ブームで、日本酒が一気に人気になりました。これは居酒屋を経営しているみなさまにとって、無視できない流れではないでしょうか。

日本酒の人気上昇に伴い、日本酒のイベントに注目が集まっています。日本酒イベントは、蔵元だけではなく飲食店でも開催されています。

今回はそんな日本酒イベントの魅力、またイベントを自分の店舗で開催するメリットや注意点について考えてみました。

日本酒イベントってどんなイベントなの?

イベントに参加する人たち

日本酒イベントといっても、大きなものから小さなものまで色々です。

定番なのは、参加費を払って日本酒の試飲ができるというイベント。お酒に合うフードが出されたり、酒粕や日本酒を使用したスイーツのお土産コーナーで買い物を楽しめるたりもします。イベント内容は飲食や買い物だけにとどまらず、「もっと日本酒を知りたい」という人向けの、日本酒の飲み方講座、日本酒の歴史やお酒の種類についてのセミナーなどもあります。お酒作りにチャレンジする体験型イベントまであり、注目度が高まっているのが分かります。

最近では、飲食店でイベントを行うのは一般的になりつつあります。隠れ家的な個人店や、コンセプトの強い飲食店が人気を呼ぶ時代になっており、売上が安定している総合居酒屋も多いです。イベントでの集客は、競争の激しい飲食店業界において非常に重要となります。

日本酒イベントを開催するメリット

日本酒とつまみ

早速、日本酒イベントをやるメリットを考えてみましょう。

メリット1:ターゲットを選ばない

「日本酒イベントじゃなくてもいいのでは?」そう思うかもしれませんが、お店のイベントといえばどんなイメージがあるでしょうか。ハロウィンやクリスマスなどの季節イベント、街コンのような飲み会イベントなどがパッと思い浮かびます。若い人をターゲットにした集客はできますが、年配の方や男性同士で飲みに行きたい人にとっては、逆に敬遠してしまうイベントでもあるんです。

日本酒イベントの場合は「日本酒好き」を除けばターゲットを問いません。冒頭にも書いた通り、今までの日本酒のイメージとは大きく変わってきています。日本酒カクテルや日本酒スイーツなどもあり、洋風飲食店やバーなどでも、お店の雰囲気を崩さずに開催できます。店舗を選ばず、老若男女が楽しめるイベントとしては最適となり、店舗をアピールするのにうってつけのイベントではないでしょうか。

メリット2:日本酒初心者の心をつかめる!

飲食店のイベントには日本酒初心者も参加してやすいという大きな強みがあります。

ニュースやテレビで日本酒に興味を持ったとしても、蔵元などにわざわざ出向いて日本酒イベントに参加するのは気が引ける、という人も多いはず。通な人ばかりで行きにくい、というイメージがあります。「いつかは飲みたいな……」と思っていても、そのいつかが訪れる日はなく、気付けばブームが去ってしまう可能性もあります。

近場のお店でイベントを楽しめるとなれば、気軽さが全然違います。日本酒が好きな方でも、賑やか過ぎる大きなイベントや、野外でのお祭りは苦手な人もいます。お店でのんびりとイベントを楽しむことができるという点に、大きく惹かれる人も多くいます。

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日本酒イベントの内容や価格設定は?

升へ日本酒をそそぐ

では、自分の店舗で日本酒イベントを開催するために、詳細について考えていってみましょう。

イベント内容を考えよう

飲食店での日本酒イベントの定番は、日本酒飲み放題です。普通に過ぎると思うかもしれませんが、シンプルがわかりやすく、結果一番良かったりします。慣れないうちからあれこれと奇抜な内容を考えるより、シンプルなイベントの中身をどれだけ充実させられるかを考えた方がいいでしょう。

日本酒にこだわるイベントなので、やはりお酒の種類はある程度ないといけません。思い切って普段は置いていない日本酒を仕入れてみるのもありです。日本全国のお酒を集めてもいいですし、特定地域、特に地元にこだわって種類を揃えてみるのも面白いです。

また、スタッフが日本酒に関して全く無知だとせっかく参加してくれたお客様も楽しさが半減してしまいます。お酒の種類や美味しい飲み方、それぞれのお酒の産地くらいは最低限覚えておいた方がいいでしょう。日本酒地図や、度数の違いなどのポスターを作ってみると、イベントらしさもぐっと上がります。日本酒用にピッタリのコース料理があれば、なお楽しめるイベントになります。

イベントの価格設定をしよう

価格設定に関しては、普段の題料金より少し高いくらいの金額を目標にして下さい。あまり高すぎると、日本酒は高級なお酒だというイメージを植え付けてしまい、気軽さがなくなってしまいます。大型イベントでも、5,000円以上の参加費がかかるイベントはほとんどありません。料理の値段を入れずに、2,000円~4,000円くらいが相場になっています。

提供する日本酒の原価を考慮しつつ、PRの場という意識を持った価格設定をしましょう。

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日本酒イベント開催の注意点

セミナーを開催

基本的にイベントの内容は自由です。ごくありふれたものでも、他では絶対にないようなアイデア満載のイベントでも、楽しんでもらえるものならば良いと思います。しかし、1つだけ絶対にやってはいけないことがあります。

それは、イベントをマンネリ化させてしまうことです。たくさんの種類のお酒を揃えて色々と準備をしたのですから、一度きりで終わらせてしまうのはもったいないですよね。イベントが上手くいったのであれば、どんどん開催したくなると思います。それは問題ありません。ここでいうマンネリとは、開催頻度の事ではありません。何度も同じイベントをやり過ぎて、中身がなくなってしまう事を指しています。

イベントは、特別感があってこそです。イベントが当たり前になってしまったり、名前だけのイベントになってしまうようでは全く楽しめません。特定の地域のお酒に絞ったイベントにしたり、利き酒でお酒の種類を当ててお店のクーポンをもらえるゲームなど、毎回何か違う催しを考えことが大切です。

これはお客様側だけではなく、開催する側のモチベーションにも繋がります。最初はヤル気だったイベントに対して、惰性でやるようになってしまっては意味がありません。無理に何度もイベントを行うよりは、新鮮さをを失わない事がとても大切です。

まとめ

グラスに入った日本酒

いかがでしょうか?

飲食店での日本酒イベントについて色々と考えてみましたが、何よりもまず、ご自身で日本酒イベントに参加してみることを強くオススメします。百聞は一見に如かず。様々な種類の日本酒が、普段とは違う賑やかな雰囲気の中で試飲することができ、テンションも上がります。自分で日本酒の種類を大量に揃えて並べても、同じ気分は味わえないでしょう。イベントという独特な雰囲気には、特別な力があるものです。

ぜひその楽しさを体感して、質の高い良いイベントを開催して下さい。

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