

「やはり動画を活用して店を宣伝した方が良い時代なのだろうか?」
みなさんが店舗経営者なら、一度はこんなことで悩んだと思います。今はSNSで動画を使った投稿が日に日に増えており、動画でのアプローチが当たり前になりつつあります。
今回の記事では、飲食店が動画を使って自分の店舗を魅力的に見せる方法が書いてあります。動画を使ったアプローチに悩んでいる方は、ぜひご覧になってください。
飲食店が店舗紹介動画を作るメリット
まずは飲食店が店舗紹介動画を作るメリットについてです。飲食店が店舗紹介動画を作るメリットは4つあります。
- 自店の魅力を伝えやすい
- 文字や画像からの情報だけでなく、動作や音でも情報を与えられる
- スマホやSNSユーザーへアピールできる
- 言葉が伝わらなくても、動画で外国人にもいいたいことを伝えられる
自店の魅力を伝えやすい
初めてみなさんの店に来店しようとしているお客様にとって、店内の様子がわからないのは不安に思ってしまいます。動画で店内の様子やメニュー、価格感を伝えることで安心感を与えられます。お客様が知りたい情報は、「美味しい料理を提供してくれるのか」や「どんなメニューがあるのか」だけではなく、「店の雰囲気はどうなのか」「どんなスタッフがいるのか」も気にしています。
動画を使うことで店の雰囲気を伝えることができ、スタッフの話し方や仕草で人となりを感じることができるので、お客様は安心して来店できます。また出来立ての料理を動画で撮影することで、鉄板の「ジュージューする音」や「ソースの流れ出る瞬間」など、臨場感のある情報を提供できます。
食べログのような、口コミサイトは文章で書かれているので、読み手によって受け取り方が違います。飲食ポータルサイトでは伝えられないようなことを動画で伝えることにより、正しい情報がお客様に届きます。
文字や画像からの情報だけでなく、動作や音でも情報を与えられる
映像と音声を活用する動画は、観る人の視覚と聴覚に訴えかけることができ、人の意識を一瞬で引き付けることができます。さらにいうと人の記憶に影響を与える割合を表した「3Vの法則」があります。
「Verbal(言語)」・・・7%
「Vocal(聴覚)」・・・38%
「Visual(視覚)」・・・55%
つまり文章だけのコンテンツだと、全体の7%しか記憶に残らないということです。それに対し動画は「言語・聴覚・視覚」のすべてを使ったコンテンツになるので、7+38+55=100つまり100%記憶に残すことができます(厳密には動画を見ている時の集中力や、環境なのでも関係するので100ではありませんが)。
動画の情報量はテキスト、静止画だけのコンテンツの5000倍ともいわれています。そのくらい記憶の残り方に差があるので、動画を活用した方が良いことがわかると思います。
スマホやSNSユーザーへアピールできる
そもそも動画がここまで普及した理由が、スマホやSNSが浸透し、YouTubeやInstagramのストーリー、FacebookやTwitterなどの動画サービスの利用者が増加したことです。メディア環境研究所が発表した「メディア定点調査2019」によると、2018年時点でスマホの普及率が79.4%で、2019年には82.2%になるとの見通し。
さらに別の調査では、各年代でテレビの視聴時間が減少傾向にある一方で、スマホでインターネットを利用する時間が年々増加しています。これらのデータを見てわかるように、スマホやSNSユーザーへのアピールは必要不可欠になりました。
動画を利用すれば、スマホを主に活用している世代に宣伝することができ、テレビCMよりも費用を抑えながら(うまくやれば無料で)自店をアピールできます。
言葉が伝わらなくても、動画で外国人にもいいたいことを伝えられる
もし言葉のわからない外国人が皆さんの店に来店したとしても、動画を見せることによっていいたいことを伝えられます。視覚と聴覚で多くの情報を伝えることができるので、言葉がわからなくてもコミュニケーションを取ることができます。
効果の出る店舗紹介動画を作るコツ
店舗紹介動画のメリットがわかったところで、「どうやって店舗紹介動画を作るか」ですよね。動画を撮影するからといって、動画撮影専用の高いカメラを用意する必要はありません。今日からでも簡単に始めることができる「スマホでの撮影方法」を紹介します。
スマホを使った撮影にはいくつか簡単な撮影のコツと、プロ並みの動画を制作することができる、便利アプリもあるので1つずつ紹介していきます。
1つ目は投稿先を意識した撮影。
スマホで撮影する時は、縦か横かのスマホの向きがポイントとなります。例えばYouTubeなら横16:縦9、Instagramなら正方形の画像比率が採用されているので、それに適した向きで撮影する必要があります。
2つ目は光。
基本的には自然光を利用した撮影が良いとされていますが、室内では難しい状況もあると思います。そういう場合はスポットライトを利用して光を調節しましょう。時間と予算に余裕がある方は、部屋の照明に撮影用のLED照明などを取り入れてみるのも手です。
3つ目は音声。
画質はある程度悪くても問題ないですが、音声は聞き取りやすいクリアな音にする必要があります。調理法など話ながら動画撮影する時はマイクをつけることをオススメします。ノイズ音や不必要な耳障りの悪い音はカットか録音されないようにしてください。
4つ目は撮影のポイントというよりは、スマホ動画編集で便利なアプリを紹介します。
・Viva Video(ビバビデオ)・・・簡単に動画編集が行えると評判のアプリ。トリミングや特殊効果をはじめ、テキスト・BGMの挿入が可能です。
・InShot(インショット)・・・動画撮影と編集が行えるアプリ。トリミングやフィルターなど機能を備え、BGMやテキストを追加できます。縦向きでの撮影や正方形への加工もできるので、Instagramの投稿に向いています。
・iMovie(アイムービー)・・・ワンランク上の動画を制作することができるアプリ。トリミングやテキストといった基本操作はもちろん、動画撮影や手ブレ補正機能も備えています。
まずはなんでもいいので動画撮影をしてみて、撮影やアプリの使い方に慣れましょう。ぶっつけ本番でやるより少し慣れてからやったほうが、いい動画も撮れますし、余裕をもって撮影することができると思います。
また、自分でやるのではなく動画撮影はプロのお任せするという選択肢もあります。どうしても動画撮影はできないと思うのであれば、外注するのもありです。
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参考にしたい店舗紹介動画
自分の店の紹介動画を作る上で、どういう内容をどういう順番で制作していったらいいかわからないですよね。そんな時は「動画検索」してみてください。あなたの参考にしたい飲食店の動画を見て、それを自店流にアレンジすれば良いのです。
いくつか動画を出している店舗をご紹介するので、検索して動画をご覧になってください。
・伊酒屋食堂KenKen
動画のクオリティが高いわけではないですが、店長の調理方法の紹介や調理中の映像、盛り付けられた料理が美味しそうです。
・焼き鳥もつ鍋「えんや」
店内の雰囲気も伝わり、オススメの料理の映像やメニューなどをしっかりと出しています。基本情報も掲載していてアクセスや営業時間等の情報もわかりやすいです。
・カフェ ダイニング
料理をメインに撮影していますが、テキストで営業時間などを掲載しています。またお客さんが利用している風景も撮影されているので、どういう提供方法の店なのかをうまく伝えています。
他にも検索すればいろいろな飲食店紹介動画がありますので、みなさんに合ったものを探して参考にしてください。
まとめ
以上が、店舗の魅力を伝える店舗紹介動画の記事です。動画を活用することで店舗の魅力を伝えながら、来客を促すことができる店舗紹介動画を作ってみたくなりましたか?へたにチラシを作るよりも動画の方が費用対効果がいいので、ぜひみなさんも動画で情報提供して集客に役立ててください。
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