一品料理で行列のできる店舗にする!一品料理で成功する秘訣とは?

一品料理

「評判の一品料理を出す飲食店」というのを聞いたことがあると思います。 バラエティ豊富な料理ではなく、あえてこだわった一品で勝負している飲食店の事です。

ビュッフェやバイキングといった、自分の好きな料理を好きなだけ選べて食べられるスタイルの飲食店が人気の一方、あえてヒット商品となる一つのメニューを開発し、それで人気を博している飲食店が増えています。 競争率が激しい飲食業界で、このような一品にこだわる飲食店はなぜ、人気を得ているのでしょうか?

一品料理で勝負している店舗

うにいくら丼

一品料理で勝負している飲食店は東京を中心に、日本全国に存在します。そこには、店主の徹底したこだわりが強烈に伝わってくるお店が多いと感じます。一例をご紹介しましょう。

つじ半 ~日本橋~

店舗URL:http://kaneko-hannosuke.com/

住所:東京都中央区日本橋3-1-15 久栄ビル 1F

営業時間:平日 11:00~15:00 / 17:00~21:00、土・日・祝日11:00~15:00 / 17:00~21:00

定休日:年末年始、不定休

こちらのお店は「ぜいたく丼」という一品料理が人気です。このぜいたく丼を求めて、平日、休日を問わず、いつもものすごい行列ができています。休日のピーク時は2時間以上の待ちにもなるそうです。

松(1,980円)・竹(1,450円)・梅(990円)の3種類があり、その違いは8種の海鮮が入った「梅」を基本に、

・竹=梅+イクラ・カニ

・松=竹+カニ・生ウニ

といった具合に、値段とともにグレードが上がっていきます。

お店のおすすめは「梅」のようで、実際にほとんどのお客様が梅を注文されるようです。 席につくと、お茶とともに黄身醤油、ゴマだれのかかった刺身(4切れ)が登場し、ほどなくして海鮮丼がカウンターから出ます。 生姜の甘酢漬けは卓上に備え付けで、セルフサービスでいただきます。

あたたかいごはんの上に、生マグロ・中おち・イクラ・ボタンエビ・数の子・ツブ貝・ミル貝・イカ・キュウリの9種の具材を和えたものが山状に盛りつけられている豪華さです。ごはんには香ばしく炒った白ゴマが振られ、焼き海苔、大葉、ワサビが添えてあります。

食べ方は、まずは海鮮の山を軽く崩し、ワサビを溶いた黄身醤油をかけまわしていただきます。 中おち(ねっとりとしたネギトロ状のもの)がいろいろな海鮮と絡みあって、つなぎの役割をはたしているので、ひと口の中に複数の海鮮が楽しめます。

しかし、ぜいたく丼の魅力はこれだけではありません。 海鮮丼を食べ終わったら、おたのしみの後半戦が待っています。空になった丼をカウンターに上げると、ごはんと鯛ダシと薬味を盛りつけてお茶漬けにしてくれるのです。 濃厚な鯛ダシと最初に出されたゴマだれのかかった刺身(今回はマグロとハマチ。以前はタイ)をのせて食べると、醤油がしみてヅケになった刺身がアツアツのダシの熱で半生になってかなりの美味です。 薬味の三つ葉、ミョウガ、スダチがまた食欲をそそります。

連日長い行列のできる「つじ半」の魅力は、なんといっても海鮮丼とだし茶漬けの両方が、東京駅・日本橋駅のど真ん中という一等地で990円~という破格で食べられるコストパフォーマンスの良さでしょう。

久助 ~人形町~

店舗URL:http://foodpia.geocities.jp/yakitori_shuzen_kyuusuke/top.html

住所:東京都中央区日本橋人形町2-21-11

営業時間:11:15~13:15 / 17:00~22:30

定休日:日曜、祝日、第2第4土曜

こちらのお店のランチは「焼き鶏重」1品のみですが、ごはんの量を注文時に聞かれ、大、中、普通、小の中で選べば、量を加減してくれるサービスを行っています。ほぼ待つことは無く「香の物」と「味噌汁」が運ばれ、味噌汁の具はおぼろ昆布という洒落たこだわりも人気の一つです。 メインである「焼き鶏重」は店員さんの分業が行き届いているため、良いテンポでスムーズに運ばれてきます。 

驚く程ふっくら!というこの「焼き鶏重」ですが、鳥取の大山鶏という柔らかさに定評のある鶏を使っているこだわりです。 それを備長炭で一気に焼き上げ、表面はパリッとして香ばしく、ジューシーな柔らかさ。他の焼き鶏屋さんにはなかなか無い焼き加減ということで人気です。

タレは正統派の甘辛味で、醤油のキレの良さが冴え、甘さを控えてあり、 刻みのりを添えたごはんにも良く有っています。

とんたん ~戸越~

店舗URL: http://butadon-tontan.jp/

住所:東京都品川区戸越2-5-1

営業時間:11:00〜22:00 ごろまで

定休日:休日不定休(店主の都合にて)

こちらのお店の一品料理は豚丼(松980円・竹680円・梅500円)です。 こちらも食べ物の提供速度の早さが高評価を得ている原因でしょう。 まず驚かせるのが、写真のような圧倒的ボリュームです。

どんぶりはやや小さめですが、どんぶりの2倍ぐらいにはみ出た炭火焼の肉が食欲をそそり、見た目が良いです。 豚丼は基本、肩ロースとバラに分かれていますが、半々で食べることも出来ます。

肉の量も梅=100g、竹=200g、松=300gと選べ、ご飯の量も100gにつき+100円で選べます。 炭火焼の香ばしい香りがさらに食欲を掻き立てさせ、味は意外とあっさりしていて食べやすいのが特徴。肉も脂っこくなく、200gぐらいだったら飽きずに食べることができる仕上がりです。

なぜ一品料理で勝ち残れるのか

ローストビーフ丼

競争の激しい飲食業界で、上記で紹介したお店達はなぜ生き残れ、人気なのでしょうか?いくつかの共通点があるのがわかると思います。

まず、食事の提供サービスが早く、お客様を待たせないこと。 次に、他店では絶対味わうことができない、お店オリジナルの個性的な商品であることが挙げられるでしょう。

チェーン展開によって味を画一化するのではなく、個人店舗ならではの、ここだけの味を見事に表現しています。

どの料理で勝負する?一品料理を決めるコツ

鶏の一品料理

人気のあるお店の一品料理は、どれも他店とは違う個性的な料理であることが共通しています。海鮮でしたら海鮮、鶏なら鶏、豚、といったように、自分の得意分野を上手に伸ばしています。

盛り付けからセットの品、調味料、焼き加減も、他店にはないそのお店独特のこだわりを持たせています。 それがそのお店のブランドとして人気を得ているのでしょう。一品料理を決めるコツは、自分の得意とする料理に、他店にはないこだわりでブランド化することです。

一品料理で行列のできるお店にするには?

行列のできる店

上記と少々被りますが、一品料理を開発したから行列のできるお店になるわけではありません。

共通項として

  • 食事の提供サービスが早い。
  • 他店にはない個性的な商品である。

ことが挙げられますが、その他でも、細かい部分のサービスで他店と差別化を図っています。

例えば豚丼の「とんたん」は100g、200g、300gと小分けすることで、女性から大盛り好きの男性まで満足できるように工夫していますし、「久助」の焼き鶏の焼き加減は他店とはちがう美味しさと評判を得ています。いずれも、そのお店ならではのこだわりと持ち味を最大限に生かして繁盛店にしているのでしょう。

まとめ

中華の一品料理

いかがでしょうか?

一品料理だけで勝負するには、その一品を開発し、リピーターを得るまで様々な創意工夫が必要となってきます。多くの苦労を重ね、試行錯誤を繰り返した帰結として初めて、他店にはないオンリーワンのお店として支持を得ることができるでしょう。

是非、魅力的な一品料理を創作してください。

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