飲食店開業のリスクとは?具体的な対策と開業を成功させるポイント

開業・経営

レストランやカフェ、居酒屋など、将来は独立開業して飲食店のオーナーを目指したいという人も多いでしょう。しかし、競争の激しい飲食店業界。せっかく開業したにもかかわらず、店舗経営が軌道にのる前に廃業に追い込まれるケースも少なくありません。

本記事では、飲食店開業のリスクを紹介します。またそれらのリスクへの具体的な対策と、開業を成功させるポイントについて解説します。

飲食店開業のリスクとは?

まず、飲食店の開業にはどのようなリスクがあるのでしょうか。具体的には、お金に関するリスクと経営に関するリスクがあります。

お金に関係するリスク

ランニングコストが負担になるリスク

飲食店の開業後に毎月必要な経費のことをランニングコストといいます。ランニングコストには、店舗の家賃や水道光熱費、通信費、材料費、人件費などがあります。

開業の初期費用の資金調達に融資を受けている場合は、その返済費用もかかります。売上が安定するまでには、ランニングコストによって赤字になる可能性もあるでしょう。

資金が不足するリスク

飲食店開業の初期投資には、店舗物件を取得するための費用のほかに、厨房(ちゅうぼう)設備や空調設備など、店舗を運営するための設備投資が必要です。設備投資には高額の費用がかかるため、十分な設備資金の用意が必要です。さらに、備品の購入などの諸経費もかかります。

その一方で、飲食店の開業後、すぐに売上が順調に伸長するとも限りません。その場合、自己資金からランニングコストも支払う必要が発生します。

事前に、一定期間のランニングコストも含めて、必要資金の目安を把握しておき、十分な資金を準備しておくのがおすすめです。場合によっては、居抜きの店舗物件を契約するなど開業時の初期費用を削減し、開業後の資金に留保しておくことも必要でしょう。

開業後の資金が不足すると、飲食店を閉店せざるを得ない状況になります。

経営に関係するリスク

従業員が不足するリスク

飲食店を経営する場合、調理や接客のための従業員が必要になります。しかし、「飲食店・宿泊業」の欠員率がほかの産業と比べて高いように、飲食業界は人手不足の傾向にあります。従業員を採用し、定着率を高め雇用し続けるための工夫も、多く必要となるでしょう。さらに、飲食店では「食品衛生責任者」・「防火管理者」の資格を持った人の雇用も必要です。
一方で、1人で飲食店を経営した場合、体調不良やケガなどの影響で働けなくなるリスクがあります。

【出典】外食・中食産業における働き方の現状と課題について(農林水産省 食料産業局)
URL:https://www.maff.go.jp/j/shokusan/kikaku/hatarakikata_shokusan/attach/pdf/04_haifu-11.pdf

食中毒が発生するリスク

飲食店は食品を扱うため食中毒が発生するおそれがあります。食中毒が発生すると、店に対する顧客からの信頼は失われ、経営自体が危ぶまれる可能性もあります。店内の衛生状態や食品の管理などは、飲食店にとって最も注意する必要があるでしょう。

店舗が損害を受けるリスク

災害や事故によって、店舗が損害を受けるおそれがあります。損害を受けた店舗や設備などの修理のために費用がかかります。修理が難しいほどの損害を受けた場合は、閉店せざるを得ないこともあります。

飲食店開業のリスクへの対策法

これまで見てきた飲食店開業のリスクへの対策法として、ここでは「現実的な事業計画を立てる」「コンセプトを明確にする」「飲食店向けの保険に入る」という3つの方法を紹介します。

現実的な事業計画を立てる

お金に関係するリスクへの対策のためには、事前に現実的な事業計画の設計が大切です。
事業計画とは、事業を進めるうえで必要な戦略や想定されるリスクと対処法を多角的な視点でまとめたものです。開業資金の融資を受ける際にも、金融機関への事業計画提出が必要となります。
事業計画には、開業に必要な資金や開業後の資金計画も含みます。現実的な計画の立案には、ランニングコストの負担や資金が不足するリスクを想定することが重要です。

また、資金調達の際も金融機関からの融資のみならず、補助金や助成金の活用も検討するのがおすすめです。

コンセプトを明確にする

飲食店を開業するにあたって、健全な経営を目指すためにもその店舗のターゲットを定め、店舗コンセプトを明確にすることが必要です。

店舗のコンセプトを明確化することで、出店する立地や店舗の外装・内装のデザイン、営業時間、扱う料理のメニューやその価格などをコンセプトにそって決めていくことが可能です。

また、従業員の採用に際しても、コンセプトを明確化することで店舗のコンセプトにあった人材の採用ができるでしょう。応募する側にとっても、労働環境や時間をイメージできるため、採用後のミスマッチも起こりにくいと考えられます。

飲食店向けの保険に加入する

経営に関係するリスクの対策のためには、飲食店向けの保険への加入が必須と言えます。

飲食店向けには、生産物賠償責任保険(PL保険)や店舗休業保険など、複数の保険があります。生産物賠償責任保険とは、商品や運営に問題が生じた際に損害をカバーする保険のことで、飲食店の場合は主に食中毒が起きたときの損害賠償に備えるために加入します。

一方、店舗休業保険とは災害や突発的な出来事が原因で休業せざるを得ない場合に適用される保険です。

このほかにも、体調不良やケガが原因で休業するときのサポートがある保険もあります。また、飲食店は火を使うことが多いため、火災保険への加入は必須と言えるでしょう。

飲食店開業を成功させるポイント

飲食店を開業するにあたって、対策をとってリスクを軽減することに加え、成功に導くにはどのようなポイントがあるのでしょうか。ここでは、2つのポイントを見てみます。

SNSを運用する

飲食店を開業する場合、まずは集客が必須です。集客方法はさまざまですが、開業予定エリアでの掲示やチラシの配布など、まずは店頭アピールが基本です。

一方で、最近ではSNSを利用した集客も盛んです。SNSは無料で始められるものが多いのでコストを抑えて集客できることも魅力です。SNSで開業予定の店の情報を発信すると良いでしょう。

SNSでの発信内容には、店の住所や営業時間のほかに、扱うメニュー、コンセプトなどを写真などでアピールすることが必要です。店の存在を知らない人にもアピールできるなどのメリットがありますが、SNSで認知度を高めるにも時間が必要であるため、長期的な方法と言えるでしょう。

経営を効率化する

飲食店の経営では調理や接客以外にも、食材の仕入れや在庫管理、売上の計算など経営に必要な業務は多岐にわたります。飲食店の開業時には効率的な経営を実現できる設備を導入すると良いでしょう。

例えば、POSレジの導入がおすすめです。POSレジとは登録した商品情報を基に、レジの会計時点で情報の記録や集計を行えるレジシステムで、商品の販売数や在庫数、客数、売上など飲食店経営者に必要なデータが集計されます。これによって在庫管理や売上管理などを再度集計・管理する必要がなく、より業務が効率化されます。

POSレジとは?(POSシステム)https://ubiregi.jp/pos-regi

リスク対策とポイントを抑えて飲食店開業を成功させよう

飲食店を開業し、軌道に乗せるまでにはさまざまなリスクが想定されます。まずは、開業における具体的なリスクを整理し、事前に対策を検討しておくことが必要です。独立して開業することのメリットや成功例だけではなく、デメリットや失敗例も理解し、開業への不安を払拭しておきましょう。

開業後もすぐに軌道にのるとは限りません。客単価と回転率を把握し、売上を上げるための改善ポイントを常に意識することが重要です。また、ランニングコストの管理も重要です。食材の仕入れ原価を定期的にチェックし、原価率が悪化していないかを確認しましょう。粗利率や営業利益率など、定期的な利益分析も必要です。

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