2019年のゴールデンウィーク10連休の商戦対策

飲食店

多くの国民にとって、1年を通してもっとも嬉しいのが4月から5月にかけた大型連休「GW」です。ゴールデンという名前の通り、何日間も休みがあるので、普段働きづめの人にとっては万々歳のウィークとなります。

ただ、最近はシフト勤務も増えてきているので世間ではゴールデンウィークであっても、自分には関係ないという人も増えてきていますが…。そういった職場では、別の意味でゴールデンウィークといえるでしょう。

なぜなら、多くの人の休日の間に営業をすることで、普段よりも大きな売上を生むことができるからです。しかし、何の対策も行わなければ、このチャンスを生かすことができません。

そこでこの記事では、最大10連休にもなる2019年のゴールデンウィークの商戦対策について説明していきます。

今年のゴールデンウィークは外出機会が増える?

例年のゴールデンウィークだと、最初に3連休ほどあって、その後、平日を挟み、5月の連休がやってくるといったように、休みがこまめにくるので、会社によってはGWといっても、短い連休が続くだけで終わってしまいます。

しかし、2019年は平成から令和へと年号が切り替わるために、4月30日が「退位の日」5月1日が「即位の日」として休日となっています。つまり、今までより2日休日が増えています。

しかも、タイミングよく、4月27日と28日が土日となっているために、最大10連休という超大型連休になっています。そこで気になるのが、国民の外出機会が増えるのかということ。

小さな連休が続くようなゴールデンウィークだと、予定が入っていたりして、家族や友人と出かけるという機会も取れないかもしれませんが、流石に10連休あれば、どこかへ出かけることは十分に可能です。

むしろ、出かけないことの方が難しいのではないでしょうか。こう考えると2019年のゴールデンウィークは間違いなく外出機会が増えると予想されます。今まで、旅行などに出かけなかった人でも外出すると考えれば、様々な企業にとって大きなチャンスと言えるでしょう。

ゴールデンウィークに向けたスタッフの戦力アップ

普段よりも人が外出するとなれば、当然、どこもかしこも混雑することが予想されます。飲食店などのお店では単純にお客様の数が増えることでしょう。だからこそ、対策が必要になってきます。

まずは、スタッフの人員確保です。店側では「いつもの祝日より何倍も忙しい」という状況になるのですから、人員の確保は絶対条件となっています。ただ、バイトの方も「どこかに出かけたい」ということで、休み希望などを出していることでしょう。

この兼ね合いをどうするかですが、まず一つの方法として「特別手当」を出すのが手っ取り早いかもしれません。例えば、通常は時給1000円でもゴールデンウィーク中は時給を100円アップするといった感じです。

このように、報酬をアップすることで、人員を確保しやすくなるでしょう。また、いつもよりお客様の数が多くなるので、いつも通りの対応ではお店が回らない可能性が出てきます。

スタッフ側の動きが悪く、お客様を待たせてしまったり、提供するサービスの質が悪くなれば、店舗側にとって最悪の期間になることは言うまでもありません。ゴールデンウィークに向けた特別マニュアルを作るなどして、スタッフのスキルの底上げを行うことは忘れないようにしましょう。

いつもと同じマニュアルではなく、ゴールデンウィーク中だけの特別ルールを作ったりすれば、お客様の数が増えても店舗で混乱やトラブルなく、いつも通りのサービスを行えると思います。

ゴールデンウィークへの集客のヒント

2019年のゴールデンウィークは大きなビジネスチャンスです。ここをどうやって生かすのか。集客戦略をいくつか紹介していきます。

期間限定キャンペーン

業種によっては、限定のキャンペーンを行うのが一番簡単な方法です。例えば、割引をしたり、食後のデザートをプレゼントするといった感じです。別に大きくコストをかける必要はなく、ちょっとした心遣い程度で十分です。

ゴールデンウィークセールを行う

私たち日本人は「セール」という言葉についつい反応してしまいます。だから「ゴールデンウィークセール」と謳って店舗で割引をするのも効果的です。特に、買い物客向けには絶大な効果を発揮することでしょう。

イベントを行う

いつもよりお客様の数が増えて売上が見込めることを考えると、ちょっと経費をかけてイベントを行うのも一つの方法です。例えば、地域で有名な方を呼んでトークショーを開催したり3000円以上の買い物をしたレシート1枚でくじ引きが出来るなど…。

こういったちょっとしたイベントを行うだけでも「特別感」を出すことができるので、人の目につきやすくなります。

人数限定の大型割引

割引は集客には効果的ですが、やりすぎると店側に利益が残らないのでなかなか難しいところです。そこでお勧めなのが「人数限定」という方法。例えば「先着10名様限定のゴールデン割引!」といったものを用意して30%オフなどにすれば、話題を作ることができるでしょう。

その告知を事前にSNSなどを使って行っていれば、当日は開店前から人が並ぶことが予想されます。残念ながら、先着に入れなかったお客様も店舗に入ることによって買い物してくれるチャンスが出てくるので、店側にとっては割引以上に売上を出すことも難しくはないでしょう。

2019年だけの企画を使う

今年のゴールデンウィークは平成から令和に変わるので、これを利用した企画を使うのは実に面白いと思います。例えば「平成最後の●●」「令和最初の●●」といったイベントです。

日本人はこういったイベントが好きなので、企画の名前を使ってアプローチすることで、集客は比較的簡単に行えると思います。令和にちなんだ企画については、次項で詳しく解説していきます。

新元号「令和」にちなんだ企画例

では、令和にちなんだ企画をするとして、どのような企画が良いのでしょうか。ここでは、いくつかの例を出していきますので、店舗側で取り入れやすいものをチョイスしたり、ちょっとアレンジを加えて集客に役立てて頂ければと思います。

平成最後のイベントを行ってみよう!

令和に切り替わるタイミングですが、これは「平成が終わる」ということでもあります。「平成最後の…」というフレーズを使えば、人目を集めることは難しくないでしょう。例えば…

「平成最後の一食」として、4月30日の夜ご飯に関しては割引を行ってみたり、「平成最後の営業時間」として、閉店1時間前にセールを行うのも効果的です。

令和開始のイベントを行ってみよう!

平成が終わってもビジネスチャンスはまだまだ続きます。令和に切り替わった5月1日に「令和最初の…」とすれば、これまた注目を集めることができます。特に、令和に関しては扱いやすく…

「令和最初のお客様限定」といったサービスは行いやすいです。どこまでサービスをするかはお店の状況にもよりますが、飲食店であれば、最初の1組は飲食料金を無料にしても面白いでしょう。

その他の業種でも令和最初のお客様には大きな割引を提供すると事前に告知することで、集客に繋がると思います。

目先の利益に捉われない考えを持とう!

企画などを行う時、ついつい自店舗の売上に意識がいってしまいますが、そもそも企画はお客様のために行うものなので、ゴールデンウィーク中の利益だけでなく、その後のリピートへの意識も忘れないようにしましょう。

大型連休のイベントで、良いサービスを受けたお客様は店舗を気に入って、リピートしてくれる可能性が高まります。そもそも、ゴールデンウィーク自体、お客様の数が増えて売上を伸ばしやすい期間ですから、その部分を還元するということで企画を考えれば、売上も伸びて、その後の店舗の発展にも繋がっていくことでしょう。

まとめ

以上が、2019年のゴールデンウィーク10連休の商戦対策となります。スタッフの戦力を用意すること、GW中だけの特別マニュアルを作ること、そして、お客様の目を引く企画を作ること。

この3つを抑えておけば、お店にとって金銭的な意味で「ゴールデンウィーク」となることでしょう。

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