
飲食店では必需品とも言えるオーダー伝票ですが、伝票を使用する際に非常に便利なのが、今回ご紹介する「伝票ホルダー」です。伝票ホルダーは伝票を挟むという機能だけでなく、お店の雰囲気作りにも役立ちます。
今回は伝票ホルダーにこだわる理由や、おすすめの伝票ホルダーについてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
伝票ホルダーとは
伝票ホルダーと言われても、何のことだかピンと来ない方も多いことでしょう。伝票ホルダーとは、例えば飲食店などでお会計を申し出た際に渡される「伝票が挟んであるボード」のことです。
飲食店を開業したいのであれば必需品であるとも言えるグッズですが、プラスチック製の質素なものから高級感のあるお洒落なものまで、様々な種類が存在します。統一感のあるお店を演出するには、お店の雰囲気と伝票ホルダーの見た目を合わせることも大切です。
伝票ホルダーが必要な理由
なぜ伝票ホルダーが必要なのでしょうか。それは、伝票ホルダーがないと伝票管理が複雑になってしまうためです。 伝票ホルダーがあれば、座席ごとに分かりやすく伝票を管理することができます。伝票が何かの拍子に無くなってしまうことも避けることができます。
伝票ホルダーがない場合、伝票をピラピラの紙で管理しなければならず、紛失のリスクも高まります。また、お客様に伝票を一度渡す際にも、紙1枚で渡すのと伝票ホルダーに挟んで渡すのではお客様へ与える印象に少なからず違いが出るでしょう。
このように、伝票管理やお客様の心理的側面も考えると、伝票ホルダーが果たす役割は意外にも大きいということが分かると思います。
伝票ホルダーの選び方
ではどのように伝票ホルダーを選べばいいのでしょうか?
使いやすいかどうか
まずは伝票ホルダーは使いやすいかどうかを確認しましょう。
伝票は挟みやすいか、外しやすいか、はさむ力も適度にあるかもチェックしておきましょう。
いくらおしゃれな伝票ホルダーでも使いやすくなければもたついてしまい、かえって不便に感じるかもしれません。そのため伝票の使いやすさは外せないポイントです。
重みはあるかどうか
勤務している間は伝票ホルダーを持ったり渡したりを繰り返します。
また、接客の際にはエプロンなどのポケットに入れて持ち運ぶこともあるでしょう。
そのため木製タイプなど重みがある伝票ホルダーは不向きといえるでしょう。ただし、脇に抱えて運ぶならある程度厚みのあるものの方が持ちやすいかもしれませんね。
手になじむか
お店ではスタッフが自分専用の伝票ホルダーを持つことはあまりありません。そのため男性、女性スタッフのみんなの手になじむ大きさの伝票ホルダーが最適といえます。
特に女性の手は男性の手に比べて小さいので、男性にも女性の手にもなじみやすいものを選ぶと小さなストレスも軽減させることができるでしょう。
丈夫で長く使えるか
伝票ホルダーに求められる別のポイントは丈夫で長期的に活用できるものでしょう。
あってはならないことですが伝票ホルダーを落としてしまったり、手荒に扱っても丈夫なものが理想です。長期で使え、丈夫なものを選ぶといいですね。
衛生的か
飲食店内で使用する伝票ホルダーはいろんな人の手に渡るため、常に衛生的で消毒のしやすいものが重宝されるでしょう。
ABS樹脂や、木製の伝票ホルダーなら消毒もしやすいですよ。最近では抗菌タイプの伝票ホルダーもありますので、一番適したものを選ぶこともできます。
価格は的確であるか
伝票ホルダーの価格はいろいろあります。高いものでは本皮でひとつ5000円するものから安いものではひとつ1000円以下と値段はピンキリです。
しかし単に高ければよいというものではなく、用途に適していたり、使いやすいものを選択するとよいでしょう。
安い伝票ホルダーは伝票を挟むクリップ部分やマグネット部分がすぐにだめになってしまうという声もあります。
お店の雰囲気に合っているか
いくら使いやすく丈夫な伝票ホルダーでも、形や色がお店の雰囲気に合っていないならおすすめできません。
伝票ホルダーにはこんなのがある!
ではおすすめの伝票ホルダーをご紹介していきましょう。
キングジム レザフェス(カバーつき)
https://www.kingjim.co.jp/products/detail/1952LF.html
レザー調で高級感があり、触り心地もよく人気の商品です。値段も1500円程度とリーズナブルになっています。
またこれは赤・黒・白・茶色の4色から選べます。
二つ折り マグネット式
https://item.rakuten.co.jp/atta-v/10000457/
この商品はリサイクルレザーを使用しているので本皮の独特の風合いはありませんが、天然皮革よりも安く購入できるのでおすすめです。
伝票を挟む部分がマグネット式になっているため破れる心配もなく、きれいに伝票を外すことができます。
木製ホルダー
https://item.rakuten.co.jp/smile-int/4571378569872/
北欧風の木製ホルダーは人気が高く、最近カフェでも人気の商品です。
デメリットは水に弱く、変色しやすいため濡れた場合はすぐにふき取るようにしましょう。
アルミクリップボード
https://japan-novelty.jp/novelty/category/products/?item_id=4920
この商品はアルミニウム製なので汚れてもすぐにふき取ることができ、衛生的です。
お値段も1000円以下ととても安く、油をよく使う中華飲食店などで重宝されています。
少し大きめの手帳サイズ 伝票ホルダー
https://www.tomoya.org/product/p-1114.php
この商品は一般的な伝票ホルダーよりも大きめで手帳サイズになっています。合皮なので気兼ねなく使用できそうですね。
内側にペンをはさむことができ、高級レストランやフレンチのお店でもよく使用されています。
伝票ホルダーでお店の空間創りをしよう
お店の空間を作っていく上で、テーブルや椅子、食器などインテリア類を意識する方は多いでしょう。それらの家具やインテリアはお客様の目に付きやすいため、間違いなく拘らなくてはならない部分です。
しかし、空間作りに貢献しているのはインテリア類だけではありません。業務の合間に出てくる小道具でも、お洒落な雰囲気を醸し出すことができるのです。
今回ご紹介した伝票ホルダーも、もちろんお店の空間作りに貢献します。例えば、テーブルや椅子はお洒落なのに、伝票ホルダーが樹脂製のカラフルなものであったら、お客様はどう感じるでしょうか。おそらく、他のインテリアとのギャップを感じ、場合によってはセンスが無い店というレッテルを貼られてしまう可能性もあります。
そのようなことを起こさないために、インテリアにこだわるのであれば伝票ホルダーにもこだわる必要があるのです。伝票ホルダーだけでなく、会計時にお客様が代金を入れる「キャッシュトレイ」など、細かい道具の選び方にも気を配るようにしましょう。このキャッシュトレイについてはまた別の機会にご紹介します。
まとめ
いかがでしょうか?
伝票ホルダーにも様々な種類があり、お店やインテリアとの雰囲気がマッチしたものを選ぶことが大切です。1個2,000円程度で様々な見た目・質感のものを選ぶことができるので、妥協せずに選ぶことをおすすめします。お店の空間作りと言えば、やはりテーブルや椅子、食器などの家具・インテリア類を意識しがちです。しかし、実は伝票ホルダーなどのあまり意識していない小さな道具にも気を配らなければなりません。
お客様の目に付く機会が少ないからという理由で蔑ろにしてしまうと、ふとした時にお客様に違和感やギャップなどの悪い印象を与えてしまうこともあります。せっかく開業するならば細部まで念入りにこだわり、自分の理想的なお店を目指してみてはいかがでしょうか。
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