チーズの種類はたくさんある?美味しいチーズでお客様を満足させよう

飲食店

多種多様なチーズ

近年のチーズ人気と相まって、最近では都内を中心に、チーズがメインのチーズ専門店がどんどん増えています。お酒やスイーツにも合うチーズは、飲食店にとって非常に使い勝手の良い食材といえるでしょう。

そこで今回は、チーズの種類や歴史、チーズを使ったおすすめメニューなどについてご紹介いたします。

チーズの歴史

原型のチーズ

チーズ発祥の時期や場所について記された正確な記録や資料はないため、詳細ははっきりとしておりません。そのため、チーズのルーツは諸説あります。一説によると、チーズのルーツは意外にもヨーロッパではなく、アジア(モンゴル)と言う説もあります。そのような中でもっとも有力な説とされているのが、イタリアでチーズは生まれたというものです。その歴史は「チーズ王国」と言われるフランスよりもずっと古く、紀元前1000年頃までさかのぼります。牛の乳を使った「パルミジャーノ・レッジャーノ」や「ゴルゴンゾーラ」などのチーズも、その頃に作られたとされます。

また、アルプスを源流とするフランスのポー川流域では、水牛の乳から作る「モッツァレラ」が生まれました。ヨーロッパにおいて、イタリアに次いでチーズの歴史が古いのは、モッツァレラを生んだフランスです。フランスのチーズの歴史は、ローマ軍がアルプスを越えてガリア(現在のスイス、ベルギー)を征服したことから始まりました。フランスで最も歴史の古いチーズは「ロックフォール」や「カンタル」と言われていますが、どちらも約2000年の歴史があります。

フランスが持つ山岳地帯と豊かな平野が、世界一バラエティ豊かなチーズ王国を生み出したと言えるでしょう。

チーズの基本知識

切られたチェダーチーズ

チーズを知らない方は、ほとんどいないでしょう。しかし、改めて「チーズってどんなもの?」と聞かれた場合、詳細に説明することができるでしょうか?日常的に食べる機会の多いチーズですが、実はちゃんとした定義があるのです。

WHOの公的な定義

『チーズとは、フレッシュ又は熟成した、固形又は半固形の製品であり、下記のいずれかに基づき製造されたもの。以下引用↓ (a)レンネット又はその他適当な凝固剤の作用により、乳、脱脂乳、部分脱脂乳、クリーム、ホエイクリーム、バターミルク又はこれらのどんな混合物であっても、それらを凝固させ、この凝固物より分離するホエイを部分的に流出せしめることで得られるもの。(b)乳及び、または乳から得られる原料を用い、凝固を引き起こす加工技術により(a)に限定されている製品と同じ化学的、物理的、官能的な特徴をもつ最終的な製品。』

また、チーズは大きく分けて以下の2つに分類することができます。

  • ナチュラルチーズ
    ナチュラルチーズは、牛や山羊や羊等の乳に乳酸菌や凝乳酵素(レンネット)を加えて凝固させ、そこからホエイ(乳清)の一部を取り除き、乳酸菌やカビ等の微生物で発酵・熟成させたものです。
  • プロセスチーズ
    ナチュラルチーズを砕き、乳化剤を加えて加熱して溶かし、再び成型したものです。風味が変化しにくく、保存性に優れています。

チーズの種類を紹介!

チーズの盛り合わせ

ひとくちにチーズと言っても、その種類は多種多様です。そこで、現在世界で流通しているチーズの種類にはどのような物があるのかについて、簡単にご説明いたします。

  • 白カビタイプ
    表面に白カビを植え付け、熟成させたチーズ。熟成が進むと、中がトロリとしてきます。
    例:カマンベール、ブリーなど
  • 青カビタイプ
    表面に白カビを植え付け、熟成させたチーズ。まるで大理石のような美しい様相です。
    例:ゴルゴンゾーラ、ロックフォールなど
  • ハードタイプ、セミハードタイプ
    生乳を固めた後、プレスして水分を抜き、乳酸菌の力でゆっくり熟成させたチーズ。表面が固いのが特徴です。
    例:ゴーダチーズ、チェダーチーズ、エメンタールなど
  • 超ハードタイプ
    1〜2年熟成させて作るチーズ。粉状にして使われるものが多いです。
    例:パルメザン(パルミジャーノとも呼ばれます)
  • ウォッシュタイプ
    チーズの表面を、お酒で洗って熟成させたものです。
  • 山羊の乳から作られたチーズ。
    日本人にはかなり癖があるので、好みは分かれます。

チーズの種類別!おすすめメニュー

人気のチーズフォンデュ

世の男性にとって、彼女や気になる女性をチーズ専門店に連れて行ったら間違いなく喜ばれるというぐらい、チーズ料理は女性客に大人気です。こうしたことからも、女性客に人気のチーズメニューを提供している飲食店は、「集客できるメニュー」となり得ます。それでは、巷で人気のチーズメニューを、使用するチーズ別にご紹介いたします。

ラクレットチーズ

スイス生まれのハードタイプチーズです。ラクレットチーズを削ると、中からとろ~りと白いチーズが出てきます。大人気アニメ「アルプスの少女ハイジ」の劇中によく登場するチーズです。

  • ラクレット
    ラクレットとは、直に加熱してとろ〜りと溶けた濃厚チーズを、そのままじゃがいも、ソーセージなどいろんな具材にかけて食べるスイス料理のことです。上記でご紹介したラクレットチーズを使います。

エメンタールチーズとグリエールチーズ

エメンタールは、トムとジェリーでおなじみの、穴の空いたハードタイプのチーズです。グリエールチーズは、火を通すと旨みが増すタイプのチーズです。ナッツのようなコクがあって、味にクセがないチーズです。

  • チーズフォンデュ
    チーズフォンデュとは、白ワインで煮込んだチーズに、パンや野菜、ソーセージなどの食材をつけて食べるスイスの家庭料理です。チーズフォンデュは、日本でも多くの女性から支持される大人気のメニューです。

お酒に合うチーズの種類とは?

ワインとチーズ

お酒の好きな方にとって、チーズは単なる「つまみ」としての役割を担う食べ物ではありません。なぜなら、チーズには「胃の粘膜の保護」や「アルコールの消化を助ける」など、健康のことを考えても隙のないつまみと言えるからです。このように酒飲みにも嬉しい効果があるチーズですが、チーズに合うお酒は「ワイン」だけというイメージに囚われてはいないでしょうか?確かにワインはチーズと相性抜群ですが、チーズの種類によっては他のお酒との相性も抜群になるです。

それでは、アルコール別にお薦めのチーズをご紹介いたします。

ウイスキー

世界的に人気の高いウイスキーは、チーズとの相性もぴったりのお酒です。ウイスキーの種類にもよりますが、癖のあるブルーチーズやウォッシュチーズ、熟成されたチェダーチーズなどはウイスキーの個性を引き立てるため、相性抜群です。

ビール

ビールとチーズの相性は悪いように思われますが、燻製されたスモークチーズとは相性抜群です。おつまみコーナーに売っているスモークチーズや熟成期間の長いゴーダチーズは、ラガービールのみならず黒ビールなどにもおすすめできるチーズです。

日本酒

チーズと全く合わなそうな日本酒ですが、近年の日本酒ブームによって多くの人が日本酒を飲むようになったことで、実はいろいろな種類のチーズとも相性が合うということが分かってきました。

日本酒は、熟成された癖のある山羊のチーズと相性抜群です。最近では、ミモレットというカラスミのような姿・味のチーズも、日本酒と合うチーズとして広く知られるようになりました。

まとめ

イタリアン産のチーズ

いかがでしょうか?

ひとくちにチーズといっても、多種多様な種類のチーズがあります。この記事をお読みいただくことで、チーズの歴史から種類についてお分かりいただけたのではないでしょうか。チーズは最も女性受けするメニューの一つです。女性が気に入るメニューに力を入れるということは、デートなどで飲食店を利用する男性をも集客できるようになるかもしれません。チーズの種類ごとの特徴を把握し、男性も女性も集客できる魅力的なチーズメニューを研究してみましょう!

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