
泡盛は数ある焼酎の中でも、店舗に置いていないことの多いお酒です。事実、泡盛がどのように造られているかご存知ない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、泡盛初心者の人から泡盛大好きな人にいたるまで、どのような人にも幅広く楽しんでもらえる泡盛の飲み方や泡盛に合うメニューをまとめてみました。この記事を参考に、泡盛に対する理解を深めるとともに、泡盛によって多くのお客様を喜ばせることができるお店造りのヒントになれば幸いです。
泡盛とは
泡盛とは、琉球諸島産の蒸留酒のことです。黒麹によってデンプンを糖化し、酵母によってアルコール発酵させたもろみを蒸留した、単式蒸留焼酎の一種です。飲み口は軽いものから重いものまで種類豊富です。沖縄では調味料として使われるほか、もちろんお酒単体でも飲むことができます。
泡盛の語源は、蒸留の際に導管を通ってきた焼酎が、受壺で泡が盛りあがることから名づけられたといわれています。あわむい、あわむりと呼ばれることもあるそうです。
また、泡盛を寝かして、独特の香りやうまみを引き出した状態のお酒のことを「古酒(クース)」と言います。飲み口が軽いので、泡盛が苦手な人にもおすすめできます。10年程度寝かせておくと、かなり上質な味わいになります。
古酒(クース)には、最大で150年物があります。戦前には200〜300年物もあったとされているほど、歴史深いお酒です。150年物の泡盛は販売されていないため簡単には飲めませんが、飲む機会があればぜひ1度味わいたいという人が多いとされています。
お店になるべく古酒(クース)を置くようにすると、泡盛層のお客様に関心を持ってもらえるようになり、泡盛目当てでお店に来るなんて人も多くなりそうです。
泡盛の飲み方
泡盛の度数は20〜40度と高く、地元沖縄ではさんぴん茶や烏龍茶で割ったり、シークワーサーの果汁で割ってカクテルのように飲みます。水割りが最もメジャーですが、オンザロック、ストレート、お湯割り、炭酸割りなど、基本的な飲み方でも楽しめるお酒です。
度数が高く飲みにくいと感じる人もいるので、メニューには牛乳割りやコーヒー割りを追加しておくのがおすすめです。飲みやすくなりますし、なにより胃に乳製品で粘膜をはると2日酔いを防ぐ効果もあるため、良心的です。
熟成された泡盛の独特な香りを楽しみたい場合は、古酒(クース)をストレートで飲むことが多く、料理とともに軽く味わうなら水割りで飲むなどこだわりを持っている方が多いため、飲み方は特に限定しないほうがよさそうです。
泡盛おすすめはこれ!
おすすめの泡盛をいくつかご紹介していきます。
- 残波(ざんぱ) ホワイト
泡盛が初めてという人には必ず飲んでいただきたい「残波(ざんぱ)」。残波白とも呼ばれるこちらの泡盛は、低圧蒸留という製法でつくられており、女性にも人気なほど飲み口が軽いお酒です。度数は25度と泡盛初心者の人にも飲みやすい、スタンダードな泡盛です。 - まさひろ
43度の度数は初心者にとって高めな印象ですが、水割りにすると飲みやすいのでおすすめです。芳醇な香りで、1度飲んだらその魅力に酔いしれるでしょう。こちらも女性に人気の銘柄で、飲み口は軽めです。 - 端泉(ずいせん)
世界から注目され評価されたこちらの泡盛は、国産品評会モンドセレクションで金賞を受賞しています。度数は30度とノーマルな印象。万人に愛される泡盛なので、初めて飲む人には特におすすめできます。 - 龍泉(りゅうせん)ブルー
ボトルが青い泡盛として有名なこの泡盛は、飲んだことのない人でも1度は見たことがあるとされています。深い味わいと香りが特徴的なこちらの泡盛は、口当たりが柔らかいお酒です。フレッシュさがあるので、カクテルにするとよいかもしれませんね。 - 松藤
濃厚な味わいが口いっぱいに広がるこちらの泡盛は、さっぱりとした料理との相性が格別です。仕込み、割り水に恩納岳の伏流水が使用されており、コク、香りが十分に楽しめます。度数は30度とノーマルな印象。こちらも万人に愛されるお酒ですよ。 - カリー春雨
沖縄の方言でめでたいを意味する「カリー」の名を冠したこちらの泡盛は、米のコクや香ばしさが口の中に広がるのが特徴的です。後味はバニラのような甘い香りを放つので、スイーツとの相性が抜群です。複雑な味わいを試してみたいお客様におすすめできるでしょう。 - 於茂登(おもと)
「石垣島の泡盛といったらコレ!」と、皆が声を挙げるのが「於茂登(おもと)」です。直火による地釜蒸留によって、於茂登にしか出せない香りを放ちます。本州で購入するなら「於茂登 炎」がおすすめ。初めはオンザロックにして、深みのあるコクを味わってみてください。
泡盛に合うメニューとは
泡盛は沖縄のお酒ということだけあって、沖縄料理とよく合います。そのため、沖縄料理専門店では必ずと言っていいほど泡盛が置いてあります。以下では、泡盛に合う美味しい沖縄料理をまとめました。気になるものがあれば、参考にしてみてくださいね!
- ラフテー
ラフテーとは豚の角煮のことを指します。トロトロに煮込んだ豚の角煮はどんなお酒にも合いそうですが、やはり泡盛が1番合います。 - チャンプルー
チャンプルーとは、野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理のことです。ゴーヤをいれるとゴーヤチャンプルーとなります。沖縄料理の中では一番と言っても過言ではないほど大変馴染みがあるチャンプルーは、本州でも人気の沖縄料理としてよく親しまれています。 - 島ラッキョウ
沖縄で採れる島ラッキョウは、鰹節と醤油でいただくという食べ方と、天ぷらにする食べ方があります。天ぷらにして食べると泡盛との相性が良いので、おすすめです。 - モズク天ぷら
天ぷらといえば、もずく天ぷらも忘れてはいけません。もちもちした天ぷらで、食べたことのない食感がたまりません。 - 海ブドウ
さっぱりしたものが良いなという人には、海ブドウがおすすめです。ちなみに、海ブドウは本州の人に人気なだけで、沖縄の食卓には乗らないのだとか。 - 酢味噌和え
酢味噌和えもさっぱりしているため、独特な香りの泡盛と相性がとても良いです。 - ジーマーミー豆腐
沖縄では、ジーマーミとはピーナツのことを指します。甘いたれがかかっていて、もちもちした食感が楽しめるものと、さくっとした食感が楽しめる2タイプあります。お客様に食べ方を説明して、会話につなげていきましょう。 - スーチカー
スーチカーは、豚肉を塩漬けした料理のことです。スーは「塩」、チカーは「漬ける」という意味です。
まとめ
いかがでしょうか?
泡盛に合う料理として、本州ではあまり馴染みのない料理をご紹介いたしました。沖縄料理は他にもたくさんありますが、ご紹介した料理は泡盛と合う、絶対に食べてほしい料理です。泡盛を嗜む際には、沖縄料理との調和も一緒に楽しんでいただけるよう、なるべく沖縄料理を置くのがおすすめです。
また、泡盛にはそれぞれ違う香りやコクがあることもご紹介しました。種類ごとに異なる味わいを楽しめるということは、それだけコアなお客様も多いので、これから飲食店を開こうと考えている人は、泡盛という選択肢もあるということをぜひ覚えておいてくださいね。
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